「北の山・じろう」時事問題などの日記

 ☆今は、無きブログのタイトル☆ 『取り残された福島県民が伝えたいこと』 管理者名 「取り残された福島県民」 当時のURL>http://ameblo.jp/j-wave024/

熱血!与良政談:有権者の責任は重い=与良正男<毎日新聞>

毎日新聞
ホーム>http://mainichi.jp/
熱血!与良政談:有権者の責任は重い=与良正男
毎日新聞 2012年12月12日 13時35分
http://mainichi.jp/opinion/news/20121212k0000e070178000c.html
▼全文引用

 「自公300議席を超す勢い」といった毎日新聞などの衆院選・中盤情勢世論調査の結果を聞いて「本当で すか?」と驚く人が私の周りにも多い。自民党の石破茂幹事長も「全国を回った肌感覚では追い風は吹いていない」と語っている。党内を引き締めるための発言 でもあろうが、それが実感に近いのだろうと思う。

 毎日の調査で自民党は比例代表(180議席)では全体の3分の1程度を確保する見通しにとどまってい る。よって仮に圧勝するとすれば、それは小選挙区制度がもたらすものというほかない。しかも、あくまで中盤情勢だ。調査時点で小選挙区の投票先について態 度を明らかにしていない人が半数近くもいるから、この通りの選挙結果になるとは限らない。

 それを踏まえたうえで、現時点の情勢を私なりにまとめてみたい。

 (1)民主党には前回衆院選で自民党がさらされたのと同様の大逆風が吹いている。第三極の各党も分散した結果、大ブームを呼ぶには至っていない。

 (2)最も重視する争点では「景気」を挙げる有権者が32%と一番多く、「原発・エネルギー政策」と答えた人は7%と少ない。その反映だろう。脱原発を訴える党は伸び悩んでいる。これは少し驚きだった。

 (3)憲法改正に前向きな自民党と日本維新の会を合わせると320議席を超える可能性がある。改憲の発議には衆院、参院それぞれ3分の2以上の賛成が必要だが、このうち衆院では発議が可能な勢力構成になるかもしれない。

 私は改憲に絶対反対という立場ではないが、候補者アンケートによると核武装に関して「国際情勢によっては検討すべきだ」「検討を始めるべきだ」と考える人が自民候補で4割近く、維新候補では8割近くもいることにも驚いた。

 (4)自民・公明が過半数を取り政権奪還しても2党だけでは参院では過半数に足りない。新政権ができても衆参ねじれが続くだろうが、仮に衆院で自公が3分の2以上取れば、参院で法案が否決されても再議決が可能になる。

 以上、今回、自民が大勝すれば政治が相当変化するのは明らかだろう。

 政治に高望みするのは禁物だし、はなから「誰がやっても同じ」とあきらめるのも、選挙が終われば文句ばかりつけるのもいけない。そう選挙のたびに書いてきた。当たり前の話で恐縮だが、選択するのは有権者だ。その責任は重いということだ。(論説委員)

毎日新聞ホーム>http://mainichi.jp/