「北の山・じろう」時事問題などの日記

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斜面 12月14日(葬られかけた「安全神話」がよみがえるとしたら、やりきれない。){信濃毎日新聞}

信濃毎日新聞
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斜面 12月14日(金)
(葬られかけた「安全神話」がよみがえるとしたら、やりきれない。)
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▼全文引用

斜面 12月14日(金)

9月19日の原子力規制委員会の発足式。田中俊一委員長は「信頼が完全に失墜した中での発足だ」とあいさつした。事務局の原子力規制庁職員も耳を傾けた。多くが経産省の旧原子力安全・保安院の出身者だ

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これまで「原子力ムラ」の住人との批判もあった組織である。硬い表情が並ぶ中、20代の若い男性職員が話した。「福島の人たちの顔を思い浮かべながら仕事をしたい」。こんな職員がいるなら、生まれ変われるかも、と期待した

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早とちりだったらしい。原発の再稼働に向けた手続きの前倒しを規制庁が検討している、というからだ。福島第1の事故を受け、規制委員会は新たな安全基準づくりにかかっている。まとまるのは来夏。それを待たずに、事務方の規制庁が動きだした格好だ

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新基準には「5年かけてもおかしくない」という委員もいる。航空機の衝突やテロによる過酷事故対策も盛り込む。それほど重いものなのに、規制庁は骨子がまとまれば、既存の原発が適合するかどうか、事前調査に入る構えでいる。審査手続きの効率化を図りたいからだという

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再稼働に向け「スケジュールありきの印象を受ける」と首をかしげる専門家もいる。次期政権の政策転換を見越したものか、と勘繰りたくなる。再稼働には国民の多くが不信、不安を抱いている。葬られかけた「安全神話」がよみがえるとしたら、やりきれない。
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