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冷温停止状態宣言から1年 廃炉の道のり遠く 東京電力・小森明生常務に聞く{毎日新聞}

毎日新聞
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東日本大震災:福島第1原発事故 冷温停止状態宣言から1年 廃炉の道のり遠く 東京電力・小森明生常務に聞く
毎日新聞 2012年12月24日 東京朝刊
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20121224ddm010040021000c.html
▼全文引用

 廃炉の過程ではさまざまな課題が山積するが、東電はどう対応していくのか。原子力部門を担当する小森明生常務に聞いた。【聞き手・奥山智己】
 ◇将来の人材確保課題

 −−廃炉に向け苦労している点は。

 ◆溶けた燃料を冷却するための水が原子炉圧力容器や格納容器、建屋に汚染水として出てくる。それから放 射性セシウムを処理して冷却水に戻しているが、建屋の外から入ってくる雨水や地下水で汚染水が増えている。一貫した燃料の冷却と、出てきた水の処理に苦労 しているのは変わらない。

 −−汚染水から62種類の放射性物質を除去する多核種除去装置「アルプス」が稼働する予定だ。

 ◆現在、処理水をためるタンクがあふれない手立てをしているが、限界もある。アルプスは放射性物質濃度 を、海洋への放出限度以下に減らせる能力がある。処理実績を積み重ね、社会的な合意が得られれば、処理水を海に戻すことも選択肢として考えないといけな い。また、建屋内に入ってくる水を減らすことも重要だ。

 −−作業員の確保が難航しているのでは。

 ◆毎月、元請け企業に仕事量と確保できる作業員の人数を聞いていて、あと1年で作業員がいなくなることはない。ただし、全面マスクを装着しなけれ ばならず、熱中症の恐れがある夏場の作業はかなり厳しい。20年、30年に及ぶ廃炉は、世代を超えての仕事。将来の技術者をどう確保するのかには問題意識 を持っている。大学と連携した技術開発も進めたい。

 −−ロボットによる原子炉の調査状況は。

 ◆圧力容器のどこから溶融燃料が漏れ出しているのかを調べることはできつつあり、この1〜2年が勝負だ。ただし、溶融燃料がどこにどの程度あるのかを調べるのは時間がかかる。

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 ■人物略歴
 ◇こもり・あきお

 78年に東京大大学院修了後、東電入社。原子力品質・安全部長や福島第1原発所長などを経て10年6月から現職。11年6月からは福島第1安定化センター所長も務める。

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