「北の山・じろう」時事問題などの日記

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玄海原発廃炉など要請 操業停止訴訟の有志<佐賀新聞>

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玄海原発廃炉など要請 操業停止訴訟の有志
2013年03月07日
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2412488.article.html
▼全文転載

   全国の5千人以上が原告となっている九州電力玄海原発東松浦郡玄海町)操業差し止め訴訟の原告有志が6日、佐賀県の古川康知事に玄海原発の廃炉と、再稼働をしないよう要請した。

   有志は昨年12月、同原発近くから風船を飛ばし、事故が起きた場合の放射性物質の拡散を予測。最も遠い場所で約555キロ離れた奈良県で見つかったことなどを伝え、徹底した防災体制の構築や核エネルギーに依存しない県政の実現を求めた。

   要請した長谷川照原告団長は「風船は、市民の関心が高い放射性物質の広がりを示す象徴。本来は行政がやるべきこと」と指摘。「想定外が起こることが福島の教訓で、県民の命を守る行政の責任を果たしてほしい」と訴えた。

   風船を飛ばす活動は季節ごとに予定し、次回は4月14日に実施する。

※関連記事
心に響く伝え方を 玄海廃炉訴訟の2原告団
2013年03月06日
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2411551.article.html
▼全文転載

    毎週金曜日、首相官邸周辺を囲んだ脱原発デモ。3・11後に沸き起こった大きなうねりは今、岐路に立つ。年末総選挙では争点たり得ず、安倍晋三首相は施 政方針演説で原発再稼働を目指す姿勢を明確にした。九州電力玄海原発全4基の廃炉を求め、佐賀地裁で闘う二つの原告団は、風船で放射性物質の拡散を予測し たり、戸別訪問をしたりと法廷外でも模索を続ける。「脱原発への思いは、市民の心にくすぶっているはず」。そんな思いをよりどころに。

   「ひろってください」。2月25日の夕刻、高知県室戸市の海岸を散歩していた会社員吉松靖祐さん(36)は、そう書かれた風船を見つけた。

   風船は、全国の5千人以上が原告となっている玄海原発操業差し止め訴訟の有志らが昨年12月8日、同原発近くの外津橋から飛ばした千個のうちの一つ。事故が起きた場合の放射性物質の広がり方を予測しようと、空に放った。

    事務局によると、当日の風向きは西北西、天候は晴れ。午後2時に放ち、2時間20分後に約40キロ離れた福岡市西区で最初の発見情報があり、7時間後に は約400キロ離れた徳島県那賀町で見つかった。これまでに7県で17個が見つかり、最も遠いのは約555キロ離れた奈良県十津川村で2個。四国からは 12個の情報が寄せられ、佐賀県内では佐賀市鍋島で見つかった。

   高知市に住む吉松さんは「愛媛の伊方原発ならまだしも、佐賀から飛んでくるなんて。3・11以前なら活動に共感できたかどうか。風船を見つけてあらためて、原発のことを真剣に考え始めている」と話した。

    原告有志は6日、古川康知事に結果を伝え、玄海原発の廃炉と再稼働をしないように要望する。リーダーの柳原憲文さん(42)=福岡県糸島市=は「脱原発 の実現には、裁判だけではなく運動も必要。福島の被害を忘れないよう、地道に支持を広げていきたい」。今後も季節ごとに風船を飛ばし続ける。

   「原発の危険性を知ってほしいと思い、法廷外でも活動しています」。2月17日に九州大学で開かれた集会。プルサーマル裁判の会の石丸初美さん(61)=佐賀市=は、1号機の老朽化など玄海原発が抱える問題を説明した。

   裁判の会は昨年4月以降、毎月2回、玄海町を戸別訪問。これとは別に、県内外で月2回程度は座談会も開く。「放射能の“刃”は福島の人だけではなく、全市民に向いていることを伝え切れていない」との反省からだ。

   石丸さんは「福島の事故を機に、ほとんどの市民感情は脱原発になった」と思っていた。世論の後押しも感じ、裁判の会は3号機のMOX燃料使用差し止め訴訟に加え、玄海原発全4基の運転差し止めを求める訴訟も起こした。

    今は「危機感がある」。衆院選では原発問題を明確に争点化できず、脱原発を前面に掲げた政党も瓦解(がかい)。新政権は再稼働を目指す姿勢を鮮明にす る。「こんな時だからこそ、私たちの活動がぶれてはいけない。一人一人と丁寧に向き合い、心に響くような伝え方をしなければいけない」

   2月末でほぼ全戸を一巡した玄海町の戸別訪問。「原発のことは話せない」と口ごもっていた町民も、少しずつ心を開いてくれている。「核のごみが心配」「原発の建設自体、反対だった」-。打ち明けられる話にじっと耳を傾け、「一緒に考えましょう」。そう、声をかける。

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