「北の山・じろう」時事問題などの日記

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【福島第1廃炉への道(2)】 増え続ける汚染水、期待の除去装置も投入遅れ<MSN産経ニュース>

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【福島第1廃炉への道(2)】
増え続ける汚染水、期待の除去装置も投入遅れ

2013.3.8 14:52 (1/2ページ)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130308/dst13030814530018-n1.htm
▼全文転載


図URL
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 放射性物質に汚染された大量の水の処理が喫緊の課題となっている。炉内の冷温停止を維持するための注水と建屋への地下水浸水によって汚染水はたま る一方。敷地は水のタンクでぎっしりで、増設は限界が見えてきた。放射性物質を取り除く新しい水処理装置が期待されるが、処理後の水は海洋に放出するしか 手がなく、漁業者らの反発を免れない。

 汚染水は1日約400トンずつ増加している。貯蔵量は2月末時点で、約26万立方メートルになり、あと6万立方メートルの余裕があるだけだ。

 汚染水の一部は処理して冷却用に再利用されているが、大半はタンクにためており、敷地には大小のタンクが約930基ある。増え続ける汚染水のため、東電は北側の敷地の森林を伐採して増設地にあて、タンク容量を計70万立方メートルにまで増やす計画を策定した。

 汚染水の減少に期待されるのが、約60種類の放射性物質を除去できる「多核種除去設備(ALPS・アルプス)」の導入だ。

  昨年末には稼働する予定だったが、ALPSから出る廃棄物を保管する容器の強度確認試験などに手間取り、稼働の計画が狂った。当初から数カ月遅れて、原子 力規制委員会が2月末に安全性を評価した上で試運転を承認。年内に本格運転が始まれば6年後には全ての汚染水の処理が終わるという。

 問題は処理後の水には放射性トリチウムが残ることだ。トリチウムは水溶性のため機械ではどうしても取り除くことができない。ただ希釈して濃度を下 げれば海洋に放出することは可能。規制委の田中俊一委員長は「いつまでも(汚染)水をタンクにためておくとリスクがある」と述べ、海洋放出への理解を示し ている。

 第1原発の廃炉を審議する1月末の規制委の会合では、東電の担当者が「そういった活動(海洋放出)ができれば、敷地に一定の余裕ができる」と検討を明らかにした。

  しかし東電はその後、「現時点で放出は具体的に考えていない」(尾野昌之原子力・立地本部長代理)と火消しに走っている。というのも、検討会での発言後、 漁業関係者らが「現場を知らなすぎる」と反発を強めているからだ。東電への不信を募らせる地元の理解を得るのはかなり困難で、増え続ける汚染水との板挟み の状況は続く。

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