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東日本大震災:福島第1原発事故 最終処分場見直し 環境省、初の有識者会議 矢板市長らも傍聴 /栃木
毎日新聞 2013年03月17日 地方版
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▼全文転載
東京電力福島第1原発事故で発生した高濃度の放射性物質を含む指定廃棄物の最終処分場問題で、環境省は 16日夜、候補地の選定手順などについて話し合う初の有識者会議を東京都内で開いた。矢板市の候補地を見直して新たに選定するために国が約束した手続きの 一環で、見直し作業の第一歩となる。【岩壁峻】
処分場を巡っては、井上信治副環境相が2月25日、一度候補地に選定した矢板、茨城県高萩市を見直し、 新たに選定することを発表した。その際、専門家による評価や地元との意思疎通が不足していたとの反省から、有識者会議と、指定廃棄物の発生県の市町村長会 議を開催する方針を示していた。
同会議の委員は、廃棄物や環境、工学などの分野の専門家8人で構成。井上副環境相も出席した。この日、 座長には田中勝・鳥取環境大サステイナビリティ研究所長を互選。各県の指定廃棄物の発生・保管状況や処分場の安全性、候補地選定を巡るこれまでの経緯を確 認し、意見交換と論点整理をした。
矢板市から、遠藤忠市長や候補地の白紙撤回を求め活動していた「市民同盟会」の小野崎俊行会長(63) らも傍聴した。遠藤市長は「期待していたほどの内容ではなかった。処分場の構造などに質問が集中し、かえって不安感を持った。今後の有識者の識見に期待し たい」と話した。
次回は4月22日の予定。また、同5日には市町長会議が開かれる。
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