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習国家主席誕生 体制維持にじむ保守色<東京新聞 TOKYO WEB>

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習国家主席誕生 体制維持にじむ保守色
2013年3月15日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013031502000152.html
▼全文転載


 【北京=新貝憲弘、今村太郎】中国の国家主席に十四日、共産党トップの習近平総書記(59)が選ばれ、習近平指導部が本格的に動きだす。質素で親しみやすいイメージをアピールする習氏だが、保守的で共産党の一党独裁維持に腐心する姿も透けて見える。

 習氏は昨年十一月の総書記就任後、福建省勤務時代に娘を自転車の後ろに乗せた写真を公表したり、河北省や甘粛省の貧困地域で地元住民と膝を交えて 語り合い一緒に食事をするなど庶民的なイメージを強調。元副首相の故習仲勲氏を父に持つ党高級幹部子弟「太子党」の出身だけに、前任の胡錦濤氏以上に「庶 民色」づくりに懸命だ。

 一方で習氏は「中華民族の大復興こそ近代以来の最も偉大な夢だ」とのスローガンを掲げ、欧米や日本の侵略から救った共産党の偉大さを強調。党幹部や軍に対してはぜいたくを戒めるよう引き締めを図るなど政治姿勢では保守色が目立つ。

 こうした習氏の姿勢は、共産党体制維持に対する危機感の表れと言える。関係者によると習氏は昨年十一月に深センを視察した際、内部会議で「ソ連は なぜ解体したのか。軍隊が国軍化して党の武装が解かれたためだ」などと語り、急激な自由化で自壊した旧ソ連のてつを踏まぬよう戒めたという。中国筋は「父 親らがつくった国家体制の維持こそ習氏にとって最も重要なこと」と指摘する。

 ただ、この深セン視察は「宴会の予定もなく、食事もホテルのバイキングで済ませた」(中国メディア)と伝えられたが、地元関係者によると習氏は宿 泊した高級ホテルで広東省幹部と宴会を開催。宴会場は「江沢民胡錦濤ら歴代総書記が利用したVIP専用」(関係者)で一人三千元(約四万五千円)と庶民 的とは言い難い。

 習氏は貧富格差や汚職、腐敗を解消し、自ら掲げる「中華民族の復興」を成し遂げるのか、旧ソ連と同じ道を歩むのか。そのカギは習氏自身が握っている。

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