「北の山・じろう」時事問題などの日記

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医学・健康関連報道の印象操作、誤認誘導にご注意! <★阿修羅♪>

★下記の記事を、どう考えるか???
私も同じ印象を、強く感じています。
何かあると、大抵ストレスのせいにします。
ちなみに、以前は医者が「ストレスが原因です」と言う時は、「原因が分からない」と言う意味でした。そうすると、「ストレスが原因です」と言っているのは、「原因不明です」と言っているのと同じことです。誰が死のうと、必ず「放射能(被曝)とは無関係です」と言う説明が、つけられます。解剖して、放射線被曝の健康被害に経験と知識のある医学者に調べてもらわないと、確かなことは言えない筈です。実にあっさりと必ず、「放射能(被曝)とは無関係です」と説明が記事に書かれています。

あるいは、学者・研究者の口から現実とは、違う印象を受けかねないような発言をさせたり、近い例では、「WHOの報告書」があります。これは、明らかにチェルノブイリの時と同じ情報操作のパターンです。

何が本当で、何が操作された情報なのか??
やはり、ご自分なりに勉強して「誰の言うことが信用できるのか?」
あるいは、「信頼性が高いのか?」
判断する必要があります。


★阿修羅♪
医学・健康関連報道の印象操作、誤認誘導にご注意!
2013 年 4 月 02 日 06:43:33
http://www.asyura2.com/13/genpatu31/msg/129.html


まずは腰痛の話である。

「腰痛、推定2800万人 40~60代の4割、悩む」 (朝日新聞 2013/3/24)
http://www.asahi.com/tech_science/update/0323/TKY201303230226.html

40~60代の4割というのは多すぎるように思うがどうだろうか。
10年前のデータによると過去1ヶ月の腰痛の有病割合は、年齢に限らず約3割であった。

「腰痛に関する全国調査 2003年」 (日本リサーチセンター)
http://www.joa.or.jp/jp/media/comment/pdf/lumbago_report_030731.pdf

おそらく調査方法・対象が違うだろうから単純には比較できないが、腰痛は増えているのかも知れない。

この手のデータは設問次第でどうにでもなる。
40歳以上の人なら、週末のスポーツや慣れない作業などで一時的に腰痛になるのはよくあることだ。
それらと、生活に支障をきたすほどの腰痛、治療を必要とする腰痛とははっきり区別すべきだと思うのだが、
どうだろうか。

単なる腰痛の話だと意に介さずに読み終えるところだったが、朝日の記事の次の一文に目が止まった。

 「ストレスなど心理的な影響も腰痛の引き金になると認定した」

「ストレス」という言葉が出てきたら要注意である。もしやと思って調べてみたら、やはりそうであった。

原爆被爆者の腰痛罹病率は一般国民の3.6倍と、他の疾患に比べて圧倒的に多い。
http://genjitsu.jp/archives/238

被曝に詳しい矢ヶ崎克馬先生もこう指摘されておられる。

「また放射線による内部被曝では、原爆の被ばく生存者と一般国民の疾病の罹患率を比較した結果、
 原爆の被ばく者は晩発性のがんだけではなく、通常の腰痛や高血圧、視覚、神経障害などの疾患に
 かかる率が著しく高くなることが認められています」
(「内部被曝隠しと安全神話」矢ヶ崎克馬 週刊朝日緊急増刊:朝日ジャーナル原発と人間」 2011/5)
http://kenyoshiki.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-aef3.html


おそらく福島事故の被曝の影響で腰痛を訴える人が激増しているのではないか。

この朝日の記事は、
 「あなただけでなく、たくさんの人が腰痛に悩んでいますよ。
  ストレスが引き金になることが多いです。あなたもそうではありませんか」
という印象操作、誤認誘導が目的である可能性が高い。


次は脳梗塞の例である。

テレビ東京大橋未歩アナウンサーが若干34歳で脳梗塞に倒れ、マスコミ内外で衝撃が走った。

脳梗塞 若くても発症 チェックは『FAST』で」 (日経新聞 2013/3/15)
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO52827970V10C13A3EL1P01/

この記事によると、45歳以下の若年性脳梗塞は年に1万人ほど発症するそうだ。
1万人と聞くと多そうだが脳梗塞患者全体の1%である。30才台以下はもっと少ない。
また事故で頭を強打して発症したような例を除けばさらに少なくなる。

10年前に歌手の西城秀樹さんが脳梗塞に倒れたときは、まだ若いのに、と大きく取り上げられた。
それでも当時48歳だった。
30台半ばで脳梗塞になるのは非常に珍しいと言ってよいだろう。
こんなに若い人が脳梗塞になった例を今までに聞いたことがない。

大橋アナの発症が被曝の影響とは断定できないが、否定もできないだろう。

彼女の発症と前後して、脳梗塞のリスクに関する報道が増えてきた。
若くても脳梗塞になるのだ、と言いたくてしかたがないかのようだ。

清涼飲料飲みすぎ、脳梗塞リスク増 毎日の女性1.8倍 (朝日新聞 2012/12/26)
http://www.asahi.com/science/update/1226/TKY201212260443.html

激しい性交渉はリスク高  (女性自身 2013年2月7日号)
http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20130127/enn1301270945005-n1.htm

これらの指摘は医学的には正しいのだろうが、福島事故以来、脳梗塞が急増していることの説明にはならない。
脳梗塞の多発をごまかすための報道である可能性が高いのだ。


以上のように、

(1) 福島事故以前から多くの人が悩んでおり、とくに珍しくない疾患であること。
(2) ストレス、風疹、PM2.5など、被曝とは関係ないことが原因らしいこと。

この二点をことさらに強調し、被曝の影響から目をそらす印象操作、誤認誘導報道が
多くなってきたと言えるだろう。


誤認誘導報道については、次のブログでも言及されている。
内容が専門的であり、また「●の影響」と放射能・被曝を伏字にしている慎重さからして、
おそらく医師の方が書かれているのだろう。

「●の影響」  大衆の誤認誘導報道の疑わしい例(5) 腰痛
http://blog.goo.ne.jp/site_epsilon/e/02a0441803436c28792cc9c07e4e2fcd

私のような素人だけでなく専門家でも報道がおかしいと思っておられるようで、意を強くした次第である。


あきらかに被曝の影響を隠す目的の巧妙な報道が増えてきた。

安易にだまされず、報道内容をよく吟味する必要があるだろう。
★阿修羅♪

★ご参考


「WHO報告書は福島事故の被曝被害を過小評価」環境団体、WHO報告書を非難<ルモンド紙3月2日>
2013-03-10 00:03:30
テーマ:放射能による健康被害

http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11486762298.html


「WHOの報告書(福島原発事故)」に見る、情報操作の影
2013-03-03 11:47:00
テーマ:原発事故問題
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11482439347.html


WHOの報告書>福島原発事故のガン発症リスク(朝日・時事・CNN)
2013-03-03 11:32:00
テーマ:原子力の国際機関、外国の団体など
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11482417924.html


WHO:放射線健康被害の専門部局を廃止/毎日新聞<薔薇、または陽だまりの猫>
2013-03-03 11:24:07
テーマ:原子力の国際機関、外国の団体など
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11482410639.html


何故、チェルノブイリの健康被害が隠されているのか???(再掲裁)
2013-03-03 11:22:04
テーマ:チェルノブイリ原発事故とその健康被害など
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11482408732.html


IAEAが何故??放射能の健康被害でWHOに優先するのか???(再掲載)

2013-03-03 11:20:08
テーマ:原子力の国際機関、外国の団体など
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11482407845.html






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