「北の山・じろう」時事問題などの日記

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東日本大震災:福島第1原発事故 「両親の幸せ奪った」 父の帰り待つ娘 避難先で妻死亡、姿消し1年<毎日新聞>

毎日新聞
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東日本大震災:福島第1原発事故 「両親の幸せ奪った」 父の帰り待つ娘 避難先で妻死亡、姿消し1年
毎日新聞 2013年04月03日 東京朝刊
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20130403ddm012040062000c.html
▼全文転載


 東京電力福島第1原発事故で故郷を追われた男性が、千葉県八千代市の避難先から失踪し、間もなく1年になる。妻を病気で亡くした後だった。家族や友人は「どんな情報でもいい。手掛かりを」と呼び掛けている。

                         

 福島県浪江町の宮口徳夫さん(73)は昨年4月6日の朝、「散歩に行く」と身を寄せていた長男宅を出た。夕方になっても帰らず、家族は警察に捜索願を出した。

                         

 宮口さんは同町の収入役を務め、退職後は妻裕子さん(享年71)と静かな老後を送っていた。11年3月 の原発事故で自宅は警戒区域に指定され、長男らが住む千葉県にアパートを借り、夫婦で暮らしていた。だが11年9月、裕子さんが倒れる。持病の肝臓病が悪 化し、がんに進行していた。事故後の混乱で定期検診に行けなかったためか、既に手の施しようがなかった。

                         

 友人の安部拓志(あんべひろし)さん(77)によると、夫婦はいつも手をつないで外出した。宮口さんは妻が留守だと食事もしないほど頼りにしていた。先立たれてからは心配した長男が自宅に引き取ったが、外出もほとんどしなかったという。

                         

 長女の真由美さん(48)=東京都練馬区=によると、宮口さんは弱音を吐かない性格。震災前は孫にプレゼントを買うのが楽しみで、妻と500円玉貯金をしていた。真由美さんは「原発事故が父と母のささやかな幸せを奪った」と憤る。

 宮口さんは身長160センチ、中肉、白髪で失踪時はスラックスと茶色のスニーカーを履き、緑色のショルダーバッグを持っていた。情報は千葉県警八千代署生活安全課(電話047・486・0110)へ。【袴田貴行】

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