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【鳥インフル】感染拡大前に十分備えを<高知新聞>

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【鳥インフル】感染拡大前に十分備えを
2013年04月05日08時13分
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▼全文転載


 鳥インフルエンザウイルスの一つ、H7N9型の人への感染が中国で初めて確認され、死者まで出た。
 感染者はまだそれほど多くないが、上海市江蘇省、浙江省など人口が多い地域で見つかっているだけに非常に気掛かりだ。しかも中国では、きのうから祭日「清明節」の連休が始まり、観光地がにぎわう時期だ。
 世界保健機関(WHO)は、このウイルスが人に感染しやすい形に変異したと分析し、感染者の増加を警告している。「人から人」への感染は確認されていないものの、遺伝子変異でそうした感染力を心配する専門家もいる。
 中国当局は、うがいや手洗い励行などを呼び掛けているが、感染拡大を防ぐには不用意な外出を控えるなど自己防衛も必要だろう。
 何よりも急がれるのが、感染経路の解明や感染者と接触した人の追跡調査だ。感染拡大を防ぐ第一歩であり、正確な情報を国内外に早く提供してもらいたい。
 情報の提供では、中国には苦い経験がある。
 10年前に新型肺炎(SARS)が国内で大流行した際、実情を隠しWHOと協力態勢を敷くのが遅れた。その結果、30以上の国・地域に感染が広 がり、700人を超す犠牲者が出た。感染拡大は貿易や人の動きの停滞につながり、中国はむろんアジアや世界経済に与えたダメージは大きかった。
 教訓を生かしたいところだが、今回のH7N9型の発表も、最初の死者が出た約1カ月後だったという。ネット上には、国内からもそうした当局の姿勢に批判が出ており、情報公開の在り方を再考すべきだ。
 感染者が出た上海市やその周辺は、日系企業や日本人の長期滞在者が多い地域だ。人の行き来が活発なだけに、日本国内への感染拡大は何としても水際で防ぎたい。
 厚生労働省は中国渡航者には、不用意に動物に近づかないことを、また帰国者にも体調変化に注意するよう求めている。H7N9型の遺伝子解析で、重い症状をもたらす強毒型の可能性があるとする専門家もおり、油断は禁物だろう。
 SARSの際のような、世界への感染を防ぐにはWHOをはじめ各国と中国の連携が大事になる。抗ウイルス薬の製造を含め、打てる対策を各国が協調して事前に進めておきたい。
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