「北の山・じろう」時事問題などの日記

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北朝鮮の挑発はどこまで進む 中国に距離置かれ軍事衝突も<zakzak>

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北朝鮮の挑発はどこまで進む 中国に距離置かれ軍事衝突も
2013.04.12
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130412/dms1304120710003-n1.htm
▼全文転載


連載:「日本」の解き方

 北朝鮮が挑発行為を繰り返し、朝鮮半島に緊張が走っている。具体的な挑発行為は、昨年12月12日の長距離ミサイル実験、今年2月12日の核実験。そし て3月に入るとその動きは加速した。8日に南北不可侵合意無効宣言、11日に休戦協定白紙宣言、26日に戦時態勢宣言、27日に南北間の軍通信回線遮断、 30日に南北戦時宣言、そして4月3日開城工業団地閉鎖、中距離弾道ミサイルの日本海への運搬など。これらは、過去に例のないほどの挑発行為の水準。

  周知のとおり、これまでも北朝鮮は瀬戸際戦略をやってきた。これは相手を脅して譲歩を引き出すやり方であるが、何度もやれば相手も慣れてしまう。この戦略 を有効にするためには、時々脅しを実行するか、調停役が必要になる。前者は本当の戦闘行為になるので論外だが、後者については中国という存在があった。

 北朝鮮は三代続く金家の独裁体制だ。世に“三代目で家をつぶす”といわれるが、北朝鮮もそうかもしれない。

  金正恩氏は、瀬戸際戦略に慣れていない。相手の反応を見ずに、勝手にエスカレートして、レベルを上げている。本来、北朝鮮の求めているのは米国との直接対 話であるが、これでは米国も静観せざるをえないし、あまりのエスカレーションによって調停役の中国さえも北朝鮮を非難している。

 一方、中国は、胡錦濤体制から習近平体制へと代わって北朝鮮への態度に変化の兆しがある。北朝鮮擁護から少し突き放したところがある。国際常識からあまりにかけ離れた北朝鮮の行動に中国の面子がつぶされたため、距離を置きたいのだ。

 さらに、国際社会を意識せざるを得なくなった中国にとって、北朝鮮が足手まといという事情もある。これが、また北朝鮮の挑発行動のエスカレーションを招くという悪循環に陥っている。

 いずれにしても、今の北朝鮮は、瀬戸際外交で米国との直接対話を求めているのか、戦争をやりたがっているのか、どうもわからない状態だ。

 前者がうまくいかないと、本当に後者になっていくのが現実問題としてこわい。

 北朝鮮の内部事情はわからないが、金正恩体制になって軍の統制がうまくできていないのではないか。もしそうであるなら、北朝鮮のエスカレーションは止まらず、軍事衝突があるかもしれない。

 マイケル・ドイル教授(コロンビア大)の「民主的平和論」は、民主国家同士は戦争をしないというもの。ここでいう民主国家は、男女普通選挙制、複数政党制、報道の自由などを備えた国。これは歴史的事実でもあるだろう。

  残念ながら、北朝鮮も、パイプ役の中国も民主国家ではない。しかも、北朝鮮は指導力や経験に疑問符がついた新体制への移行期だ。間が悪いことに、中国も新 体制への移行期だ。こうした現実を日本は冷静に受け止め、同盟国と連携し自国の安全は自らが守るという態勢をとる必要がある。(元内閣参事官・嘉悦大教 授、高橋洋一

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