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福島第1汚染水漏れ 規制庁、エネ庁両長官が初会談<河北新報>

河北新報
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福島第1汚染水漏れ 規制庁、エネ庁両長官が初会談
2013年04月12日金曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/04/20130412t63025.htm
▼全文転載



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 福島第1原発の地下貯水槽から高濃度汚染水が漏れた問題で、原子力規制委員会事務局の原子力規制庁の池田克彦長官と経済産業省資源エネルギー庁の高原一郎長官が11日、東京都内で会談し、両者が今後、連携を強めて解決に取り組む方針を確認した。

 規制委は第1原発事故後、原発の規制と推進の境界が曖昧と指摘された旧経産省原子力安全・保安院の反省を踏まえ、同省から分離して発足した。規制庁、エネ庁両長官の会談は初めてで、両者の接近は汚染水漏れの深刻さを裏付けた格好だ。
 会談で第1原発の廃炉作業の実施状況をチェックする規制委の特定原子力施設監視・評価検討会にエネ庁職員がオブザーバー参加することや、規制庁とエネ庁の審議官級による意見交換の場を定期的に設けることを決めた。
 池田長官は「エネ庁との立場の違いは変わりないが、知見の交換も必要だ」と強調。高原長官は「福島県民に大変な不安を与えている。さまざまな問題に連携して適切に対処したい」と話した。

◎漏えい箇所の特定難航も 東電、貯水槽調査始める

 東京電力福島第1原発で地下貯水槽から放射性物質を含んだ汚染水が相次いで漏れた問題で、東電は、原因や周囲の土壌に汚染が拡大していないかなどを調べるため、貯水槽の漏えい箇所の特定や周辺でのボーリング作業に着手した。

 最初の漏れが判明したのは5日夜、2号地下貯水槽。11日には汚染水を移送中の配管からも漏れが見つかり、発覚から12日で1週間になるが、事態収拾の道筋は見えず原因調査が長引く可能性も出ている。
 地下貯水槽は地盤を掘り下げ防水シートを3重に敷いた構造で、敷地内に7カ所ある。2号貯水槽で最大約120トン漏れたほか、3号貯水槽や、2号の汚染水の移送先となった1号貯水槽でも漏れが見つかった。
 東電は当初、原因の一つとして水漏れを検知するためのパイプの設置部分を想定していた。パイプが貯水槽の上部でシートを貫通しており、汚染水の重さでシートが下へ引っ張られることで貫通部に隙間が生じ、ここから汚染水が漏れた可能性があるという。
 だが1号貯水槽では、全体の5割程度の水位で漏れが見つかり、上部で漏れたという見方と矛盾する。東電は「シートの継ぎ目から漏れたか、穴が開いた可能性もある」としている。
  10日から始まった調査では、2号貯水槽の上部で、防水シートのパイプ貫通部分を覆っていた石や土を取り除く作業を進め、この部分から汚染水が漏れていな いか確認する。17日までに終える予定だが、汚染水をためていた貯水槽内部は放射線量が高いため、すぐに調べることができず、貫通部に問題がなかった場合 は原因解明に時間がかかる可能性がある。
 貯水槽周辺の汚染状況調査では、周囲22カ所と海側の8カ所でボーリングし、放射性物質の濃度を定期的に調べ、海に流出しないかを監視する。

◎移送中また漏えい/22リットル、配管つなぎ目から

 東京電力は11日、福島第1原発の3号貯水槽から6号貯水槽に移した放射能汚染水が配管のつなぎ目から漏れたと発表した。放射性物質濃度は1立方センチ当たり29万ベクレルで推定漏出量は22リットル。
 東電によると、11日午後2時に移送を始め、3分後に3号側ポンプ配管のつなぎ目から水が漏れた。水は土壌に染み込み、海への漏えいはないという。
 東電は移送を停止した。配管を分解して原因を調べ、土壌を撤去する。配管を直し、問題がなければ12日に移送を再開する。
 貯水槽は1~7号あり、うち1~3号が漏えいした。東電は水漏れのあった貯水槽から、現時点で問題のない貯水槽に汚染水を移す応急措置をした上で地上タンクに全量を移送し、貯水槽の使用をストップする。

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