「北の山・じろう」時事問題などの日記

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CO2抑制技術を世界に【私説・論説室から】<東京新聞 TOKYO WEB>

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CO2抑制技術を世界に【私説・論説室から】
2013年4月24日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2013042402000130.html

全文転載

 「二酸化炭素(CO2)の排出を抑える技術を世界にも広めたいのだが…」

 石炭火力に携わる発電会社の幹部によると、今のところ、先進技術の海外移転は極めて難しいという。

 石炭は天然ガスの約二倍ものCO2をまき散らす。温暖化を加速させかねないが、半面、百年を超える埋蔵量が世界で確認されており、一キロワット時の燃料代が天然ガスの半分以下、四円という大きな利点もある。

 石炭の泣きどころをいかに克服するか。電気の卸会社、JパワーがCO2を大幅に抑え込む新たな技術開発に挑んでいる。蒸気タービンの圧力と温度を極限に高める超々臨界圧という技術を商用化した。火力発電として、世界の最高値45%の熱効率を実現ずみだ。

 その上をいくのが石炭をガス化、燃焼させてガスタービンを回し、排熱で蒸気タービンも回す石炭ガス化複合発電。実証試験が始まり、発電の際に生じる水素ガスを使った燃料電池なども結合し、熱効率65%を達成して天然ガス並みのCO2排出量を目指すという。

 世界の火力発電の燃料は四割を石炭が占めている。日本の優れた技術を広く世界に役立てたいが、新興国などとの間で先端技術などの知的財産権を保護するルールが整っていない。

 七割を石炭に頼り、大気汚染に悩む中国と自由貿易交渉などを通じてルールづくりを進め、併せて関係改善への手掛かりをつかめないだろうか。 (羽石 保)

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