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河口湖・琵琶湖 相次ぐ異常 富士山噴火、関西M8地震がやってくる
2013.04.30 ( Tue ) 21:03:16
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▼全文転載
(日刊ゲンダイ2013/4/30)
日本列島が揺れている
日本中の湖で異変が起きている――。
富士五湖のひとつ河口湖は、先月、水位が大幅に低下して注目された。いまだ水位は戻っておらず、湖水に浮かんでいた六角堂も地続きとなったままだ。
いったい、なにが起こっているのか。元東大地震研准教授の佃為成氏はこう解説する。
「河口湖の水はどこにいったのか。あれだけの多量の水が蒸発したとは考えにくく、地下に流れているとみていいでしょう。地下に通り道ができたということは、岩盤に力が加わり亀裂ができたのだと考えられます」
河口湖の水位の低下だけでなく、富士山周辺では不気味な現象が続いている。先月には、富士山山頂から北東5キロの滝沢林道(標高1800メートル地点)で、長さ300メートルにわたる道路のひび割れが見つかった。
しかも、富士山を囲むように、13日には兵庫・淡路島で震度6弱(M6・3)、17日には三宅島で震度5強(M6・2)、宮城県沖で震度5弱(M5・8)と相次ぐ大地震。
これにはネット上でも「噴火の前兆か」と騒ぎになっている。
「昨年の暮れから、静岡市では水温が急に下がってきたり、各地で新たな変化が起こっています。不気味な兆候として観測を続けています」(佃為成氏)
西では琵琶湖が変調を来しはじめている。09年12月、琵琶湖環境科学研究センターの潜水ロボット探査で、北部の水深90~100メートルの湖底から土 砂が噴き上がっているのが発見された。最近の調査では、エビの大量死骸が発見されたり、湖底の一部が黒く変色していたという。佃氏は、地下水の濁りや、 湖底から土砂が噴き上がるのは深部の水やガスの上昇が原因とみている。
佃氏は「琵琶湖は、新潟から神戸にかけての『ひずみ集中帯』の上にある」と警告している。
「近 畿地方の地盤をGPSを使って分析したところ、10年ほど前から琵琶湖―京都―大阪―神戸―淡路島と続く地下で岩盤の動きが大きくなっています。兵庫県川 辺郡猪名川町や京都府亀岡市などで地下水の温度上昇が観測されています。琵琶湖から淡路にかけて、100キロはある。これだけの広域で岩盤が動くとなる と、M8級の地震を引き起こす可能性がある。先日の淡路地震は規模が小さく、ストレスが解消されたとは考えにくい。注意が必要です」
いよいよ日本列島の地下が活発化してきた。
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