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千葉県柏市、最大4万4000ベクレル、43.2トンの焼却灰を手賀沼の一時保管施設へ移送-最終処分場決定は難航中
2013年5月28日 12:00
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▼全文転載
2013年5月27日、千葉県柏市は、「千葉県一時保管施設への搬送量および放射能濃度(平成25年5月分)」を発表。
5月1日から15日までに千葉県柏市の南部クリーンセンターから手賀沼の千葉県一時保管施設へ搬送した焼却灰のデータ(ベクレル値、トン数)を公表した。
千葉県一時保管施設への搬送量および放射能濃度(平成25年5月分)
5月1日から15日の間に移送された焼却灰は最大で4万4000ベクレルの放射性セシウムを含む。
移送量は合計で43.2トンとなっている。
現在、千葉県では手賀沼流域内の施設が8000ベクレルを超える放射性廃棄物の一時保管場所となっている。
図URL
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これは国の最終処分場が決定するまでの暫定的な保管場所という説明となっている。
保管量は2500トン。期限は「平成26年度末まで」となっている。
しかし、国の最終処分場の決定は難航している状況だ。
環境省から最終処分場の候補地とされた栃木県矢板市と茨城県高萩市は、その決定に猛烈な反発を見せている。
図URL
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YouTube
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このため5月21日、環境省は指定廃棄物最終処分場に関する選定方法の見直しを行った。
これに従い、宮城、栃木、群馬、茨城、千葉5県の市町村長会議の協議が栃木県から開始となる。
自治体の意向を重視する方向に転換したことになる。
しかし、最終処分場候補地となっている自治体と、千葉県のように一時保管施設の保管場所が切迫している自治体との温度差も大きく、決定は難航しそうである。
この間、千葉県では北西部を中心に8000ベクレルを超える高ベクレル放射性廃棄物の焼却灰が増加し続けていく。
最終処分場の決定一つをとっても、福島第一原発事故が収束したとは言えない。今なお進行中の問題なのである。
外部リンク
千葉県一時保管施設への搬送量および放射能濃度(平成25年5月分) - 柏市役所
http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/080600/p015224.html
放射性物質を含むごみ焼却灰に係る一時保管場所について/千葉県
http://www.pref.chiba.lg.jp/shigen/press/
環境省_原子力発電所事故による放射性物質対策
http://www.env.go.jp/jishin/rmp.html
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★これは、2013年に「ベスト&ワースト」に掲載された記事です。