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中国毒ピータン 卵もニセモノ!?<日刊ゲンダイ>

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中国毒ピータン 卵もニセモノ!?
2013年6月18日
http://gendai.net/articles/view/syakai/142993

▼全文転載

 

もう何も信じられない

 

<日本にも流通の可能性>

 酒飲みにはたまらない珍味「ピータン」も毒まみれだった。

 中国・江西省の複数のピータン加工会社が、製造過程で有害物質の工業用硫酸銅を使っていたとして、大騒ぎになっている。ピータンは、アヒルなどの卵を石 灰や塩、泥にまぶして熟成させた食材。一般的に2カ月以上漬け込んで熟成させるが、南昌県の加工会社は期間短縮のために工業用硫酸銅を使っていたという。

 国家食品薬品監督管理総局は、県内の加工会社の調査に乗り出し、30社を生産停止処分にしたほか、全国のピータン加工会社の検査を指示した。

 食べ続けると鉛中毒になるとされる「毒ピータン」。日本に輸入されていないのか。厚労省の輸入食品の食品衛生法違反事例をみると、02年に「ピータン  使用基準不適合(硫酸銅使用)」と出ていた。中国は“前科”があるのに、てんでそれが改まっていなかった。だとすると、過去10年間に日本にも入ってき て、流通していた可能性もある。徹底調査をしてほしいものだが、厚労省は今回、江西省南昌県からのピータン輸入の有無を確認しただけで、「他は調べていな い」(輸入食品安全対策室)という。これじゃあ、安心して食べられないが、「毒ピータン」の問題はこれだけではない。使われている卵も“ニセモノ”の疑い が浮上している。

「中国メディアなどが報じている『人造卵』と呼ばれるものです。白身や黄身の部分をアルギン酸ナトリウムやミョウバン、ゼラチンなどの添加物、化学薬品で 作り、殻の部分は塩化カルシウムで出来ている。見た目は普通の卵とソックリで、価格は本物の卵の10分の1。製造業者のホームページには、この『人造卵』 で作った偽ピータンも出ている。防腐剤などを使っているため、食べ続けると認知症や肝臓障害を起こす可能性が指摘されています」(中国在住ジャーナリス ト)

 この、“食べ続けると……”がクセ者で、すぐに症状が出るわけじゃないため、余計にやっかいなのである。「消費者問題研究所」の垣田達哉代表がこう言う。

「中国産は口に入るものすべてが危ないといわざるを得ません。とくにピータンのような加工食品は違法が見つかりにくく、検査も難しい。中国政府はどの食べ 物にどのような化学薬品や添加物が使われていたのかという情報をほとんど公表しないため、日本側も検疫強化の具体策を立てられないのです」

 これだけ中国の食品があふれているのに恐ろしいことだ。
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