「北の山・じろう」時事問題などの日記

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原発発電で日本が失ったであろう「逸失利益」  2011年9月7日16時 

★これも記事が見つからないので、再掲載

 

原発発電で日本が失ったであろう「逸失利益」  2011年9月7日16時 
2011年09月07日 16時26分


今日は、原発発電で日本が失ったであろう「逸失利益」について考えてみる。

世界経済のネタ帳から引用
「ウラン価格の推移」から引用
http://ecodb.net/pcp/imf_usd_puran.html#index02
それによると1980年代から1990年代底這いを続けてきたウラン価格は、2003年ごろから急騰し、一回反落、又上昇傾向にある。当然、底値の時より3倍近く高いのである。

今、話題のMOX燃料は、ウラン燃料の5~6倍である。

しかも、ウランの埋蔵量は、エネルギー資源の中では、一番少ないのである。

原子力発電所の建設に莫大な費用が、かかる。廃炉にも莫大な費用がかかる。
更に、使用済み核燃料の保管にも莫大な費用がかかり、10万年単位の期間、安全に保管しなければならない。

一旦、事故が発生したなら損害額は軽く、数十兆円単位である。そして土地を汚染し長期間、使用できなくなり、国民への健康被害も甚大である。

この間の治療費、生活費の支援、本来その人が健康であれば働いて収入を得られたはずの、「逸失利益」を、そしてその土地の産業から得られたであろう逸失利 益考えると、原発事故が社会から奪う、「社会全体の利益」は、数百兆円になるのでは、ないか??と、ザックリではあるが、推測する。

原発発電については、研究開発費・補助金・税制上の優遇処置、割高な電気代を考えるなら、意味が無いどころか、社会全体で考えるなら、利益を食いつぶしている。
ここにも、逸失利益がある。

他のエネルギーの技術開発や関連する技術革新の芽を潰し社会の発展を妨害しているのである。
このことで、失われてきた「逸失利益」は、莫大な金額であったと推測する。

このように考えるならば、原発発電は社会の富を食いつぶし、本来日本の社会が得られたであろう、「利益」を投げ捨ててきたも同然であると理解できると思う。
このように「お金の面」から考えると、原発は産業の「害悪」であると言える。

単に、電気を得るだけなら他にエネルギーは、沢山あるのである。
しかも、原発より遥かに「クリーン」である。コストも「安い」!!!

一方、オイルシェールは製造に経費が高かかり割高なエネルギーであったが、原油価格の高騰により割安なエネルギーと考えられるよになってきた。
なにより埋蔵量が多いのである。原油価格が70ドル以上なら採算が取れるのである。(2008年の話)
現在、有力な資源になっている。
※「“忘れられた資源”オイルシェール、原油高の救世主となるか 」
http://diamond.jp/articles/-/5822

天然ガスも、有力な資源であろう。しかも、長期契約なら割安になる。
天然ガス価格の推移
http://ecodb.net/pcp/imf_group_ngas.html

再生可能エネルギーも、技術開発と運用を考える事で、十分、一つのエネルギー源になるのである。

原発に拘り、「原発推進」を墨守してきたのは、「原発利益共同体=原発利権」の利益を守るためにやってきた政策だと断じぜざるを得ないのである。
そうでなければ、赤字しか生まないエネルギー政策を採り続ける理由がないのである。
何か合理的な説明があるのなら、是非、聞きたいものである。

これでも、皆さんは原発が必要だとお考えですか???