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次の「関東大震災」はいつなのか? 元東大地震研学者が警鐘<zakzak>

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次の「関東大震災」はいつなのか? 元東大地震研学者が警鐘 (1/2ページ)
2013.08.03
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130803/dms1308031450004-n1.htm
▼全文転載

 

 首都圏一帯に甚大な被害をもたらす関東地震。1923(大正12)年には10万5000人以上の死者・行方不明者が出た関東大震災を引き起こしている が、国立の総合研究大学院大(神奈川県葉山町)、神沼克伊(かみぬま・かつただ)名誉教授(固体地球物理学)が新たな研究で、次回の発生時期をおおむね特 定した。関東地震の数年後には、南海トラフ巨大地震まで起きたケースが複数ある。両巨大地震の影響を受ける東京、大阪の2大都市を中心に気になる研究結果 となりそうだ。

 東大地震研究所の在籍時以来、長らく地震予知の研究に携わってきた神沼氏。国立極地研究所(東京都立川市)の名誉教授も兼ねるなど火山噴火予知の専門家としても知られる。

  神沼氏はこのほど、首都圏沖の相模トラフを震源とした関東地震の発生間隔に着目して分析を試みた。その結果、1241(仁治=にんじ=2)年、 1495(明応4)年、1703(元禄16)年、1923(大正12)年にそれぞれ関東地震が起き、間隔は254年、208年、220年と、ほぼ200年 周期で発生していることが分かった。

 これまで過去にあった関東地震のうち、明応年間のものが本当にあったのかどうか、専門家の間でも謎 とされてきた。そのため、周期はほぼ200年と特定できず、幅を持たせて解釈されてきた。政府の地震調査研究推進本部(地震本部)は、大正型関東地震の発 生間隔を200-400年とみている。

 神沼氏は年代記『鎌倉大(おお)日記』など、鎌倉に襲来した津波の記録を再検証。1495(明応4)年に関東地震が発生した可能性が高いことを突き止めた。

  そのため、「関東地震にはおおむね200年周期で起きる規則性がある可能性が高い。誤差を考慮しつつ、次回の発生時期は2130~80年頃と推定できる」 (神沼氏)というわけだ。神沼氏は一連の研究結果を新著『次の首都圏巨大地震を読み解く』(三五館)で明らかにしている。

 

 どんなに早くても100年以上先のこと-と油断してはいけない。過去の関東地震は、いずれも発生の80年前頃から地震活動が活発になり、マグニチュード (M)6、ときにM7級の大地震が発生している。例えば大正関東地震の68年前には首都直下の安政江戸地震(M6・9-7・4)、29年前に明治東京地震 (M7・0)があった。

 「早ければ2050年頃から活動が少しずつ活発になり、ときにM7級が起きるかもしれない。直下型地震では震源付近の震度が6強から7になり、耐震性の低い家屋は被害が出る可能性が高い」(神沼氏)

 南海トラフ巨大地震との関連性も気になる。1703年の元禄関東地震では、直後の1707年に東海・東南海・南海の3連動とされるM8・6の宝永地震があった。宝永地震では太平洋岸で発生した津波が大阪湾にも押し寄せ、大阪で7000人が溺死したといわれる。

 さらに、神沼氏の研究で明らかになった1495年の関東地震の後、1498年にやはり東海・東南海・南海の3連動とみられる明応地震があった。明応地震では、房総半島から紀伊半島までの広い範囲に津波が押し寄せたとの記録がある。

 過去に2回も関東地震のすぐ後、南海トラフ巨大地震があった。次回も2つの巨大地震が短期間で続く危険がある。

  「大自然の営みである地震に対してはあれこれ考えず、『生き延びられればよし』とする気持ちが必要だ。個人の家屋なら強い揺れで壊れても潰れはしないよう 対策を立てておくこと。自宅のベッドの中、通勤電車の車内など、ときおり『いま大地震が起きたらどうする』とイメージしておくのもよいだろう」(神沼氏)

 首都周辺の活動期は、そう遠くない将来にやってくる。大地震から逃れられないのなら、せめて身の回りの安全対策は万全にしておきたい。

 

 

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