「北の山・じろう」時事問題などの日記

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余録:第二次世界大戦でソ連のレニングラード…

毎日新聞
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余録:第二次世界大戦でソ連のレニングラード
毎日新聞 2013年01月08日 00時23分
http://mainichi.jp/opinion/news/20130108k0000m070129000c.html
▼全文引用

 第二次世界大戦でソ連のレニングラード(現サンクトペテルブルク)が独軍に包囲されていた1942年冬の話だ。空爆による山火事を逃れようとしたロシア 馬約1000頭がまだ氷結していなかった同市近くのラドガ湖を渡り出した▲すると突然大音響とともに瞬く間に湖水が凍り、多数の馬が悲惨な最期をとげた。 これは「過冷却」という現象だそうだ。この時は寒波による急な気温低下で湖水が氷点下になりながら凍らない不安定な状態だったらしい。そこに馬群が入った 衝撃で一挙に凍結した▲寒冷地では他の土地の住人には思いもつかぬ現象も多かろう。先月ロシアを襲った記録的寒波ではシベリアで氷点下60度に達した地域 もあり、全土で120人以上が亡くなった。人の生命も容赦なく奪う寒冷地の冬将軍だ▲こちらは5日に氷点下30.2度という低温が東部の陸別町で記録され た北海道である。泊原発の運転停止にともない政府と北海道電力が要請した10年度比7%以上の節電時間帯がきのうから大幅に拡大された。従来の夕から夜の 枠が朝から夜の13時間に広がったのだ▲たとえ計画停電でも電力供給が止まれば人命にかかわる寒冷地だ。道は「冬の安全プログラム」を掲げ、企業はもちろ ん家庭にも照明や家電製品の節電を呼びかけてきた。ただ年末の寒波では電力需要が急伸を見せ、今冬はこれからも平年より雪が多い見通しという▲同じ国土に 暮らしながら、電力の融通ができないのがもどかしい。ここは寒い土地の暮らしに根ざした知恵と人情を、電力ともども住民同士でうまく分かち合い、冬将軍の 包囲に無事うち勝ってほしい。
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