「北の山・じろう」時事問題などの日記

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映画:チェルノブイリ原発事故描いた「故郷よ」上映会 食品汚染、事故隠蔽、失われた自然…福島の今と共通点も /福島

毎日新聞
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映画:チェルノブイリ原発事故描いた「故郷よ」上映会 食品汚染、事故隠蔽、失われた自然…福島の今と共通点も /福島
毎日新聞 2013年01月15日 地方版
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20130115ddlk07040070000c.html
▼全文引用

 旧ソ連チェルノブイリ原発事故による人々の心の変化を追った映画「故郷よ」(11年製作・上映時間108分)の上映会が14日、福島市の県文化センターで開かれた。イスラエル移民のミハル・ボガニム監督(39)は、「古里を去る人々の思いを理解できると思う」と語る。原発事故の影響に苦しむ県民にも通じる思いがにじむ。【深津誠】

 チェルノブイリを題材にしたフィクションは初の試みという。映画の 舞台は、チェルノブイリ原発から約3キロのウクライナ・プリチャピなど。事故が起きた1986年4月26日に結婚式を挙げ、直後の事故対応に従事して被ば くした夫を亡くした女性▽守秘義務から原発事故の存在を語れず、雨にぬれないよう傘を配った技師▽「父は死んだ」と聞かされ避難した技師の息子−−の3人 が10年間、帰還や家族との関係に葛藤する様子を描く。

 事故から25年後、実際の立ち入り制限区域で取材、撮影した。フィクションだが、事故そのものへの批判や汚染の実態だけでなく、人間性や家族愛への影響に焦点を与えたかったという。

 監督自身、幼い頃にレバノン内戦に巻き込まれてフランスに移住。今もフランスとイスラエルを行き来する生活をしているという。

 映画では、食品汚染や事故の隠蔽(いんぺい)、失われた自然などの被害に加え、子どもを真っ先に避難させる父、事故の被害を受けてもなお、原発で働かざるを得ない人など、福島の今と共通する場面もある。

 しかし、ボガニム監督は避難のあり方について、日本とチェルノブイリの対応は逆だと指摘。「チェルノブ イリでは強制避難させ別の土地を用意したが、日本は除染で住民を戻そうとしている。戻る、戻らないは本人の価値観で決めるべきで、若者と年配者では影響も 異なる。個人の選択が認められることが大切」と語った。

 二本松市から来た会社員、大内瑞穂さん(29)は「原発事故後に家族がいるから福島に戻ってきた。避難したいがとどまりたい、などさまざまな場面に共感した」と話した。国内上映は3回目。今年2月から全国で順次上映される。
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