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2013年1月27日 19:00
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ニューヨークタイムズが手抜きを紹介
福島県で行われている除染作業で日常的に手抜きが行われている実態について、「ニューヨークタイムズ」が朝日新聞の記事を紹介。同社ブログには、「環境テロ」と批判する声など、世界中から多くのコメントが寄せられている。
世界にさらされる手抜き除染
福島第一原発事故により汚染された地域で、現在もゼネコン各社による除染活動が続いている。
当初から、取り除いた汚染物をどう処理するのか懸念されたが、その後「はぎ取った土砂や刈り取った葉などを川に捨てる」「建物を洗浄した水を垂れ流す」など、手抜きが横行している実態が判明した。
米「ニューヨークタイムズ」では同社ブログ内で「CROOKED CLEANUP(ゆがんだ除染)」と題する記事を掲載、手抜き除染に関する朝日新聞社の記事を紹介した。
記事では親会社の指示で規制が無視されていること、現場作業員は厳しい規制を守れば除染は終わらないと考えていること、などが伝えられている。
「企業の環境テロ」「東海村事故を思い出す」
同記事に対し、世界中からさまざまなコメントが寄せられているが、その多くは事態を憂慮する声だ。
「腐敗企業による環境テロ」と断じる声や、海洋汚染について「海水を飲料水に用いる国」に対する影響を心配する声も上がっている。
また、安全性を無視してずさんな作業を進める行動は、「1999年に発生した東海村臨界事故を連想させる」とするコメントもあり、放射性物質に対する日本のいい加減さを世界中に印象づけていることがうかがえる。
外部リンク
◆NEW YORK TIMES
http://thelede.blogs.nytimes.com/
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