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自民圧勝でも…脱原発デモは続く 目立ち始めた“光り物”<スポニチ>

スポーツニッポン
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自民圧勝でも…脱原発デモは続く 目立ち始めた“光り物”
2013年1月28日
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▼全文引用


 首相官邸前で脱原発を訴える抗議行動が、年が明けても続いている。昨年12月の衆院選で「原発ゼロ」に慎重な自民党が圧勝し、参加者には落胆ムードが漂 う一方、「気長にやっていこう」と、長期戦を見越した新たな動きも出てきた。衆院選前に流行した「卒原発」の言葉が今や“死語”になるなど、デモ隊の変化 を取材した。

 抗議活動は毎週金曜日に行われており、今年は1週休んで11日に再開された。

 東京都豊島区の翻訳家加藤恵子さん(66)は「衆院選後に原発政策が変わると思ったら、変わるどころか原発推進派の自民党政権になっちゃった。日本人の8割が原発に反対しているはずなのにおかしい」と嘆き、「原発いらない」とシュプレヒコールを上げた。

 東京都世田谷区の自営業藤原茂樹さん(57)は「知り合いが衆院選の結果に脱力して来なくなった。こういう時こそ踏ん張り時なんだけど」と悲しむ。

 昨年12月16日の衆院選で脱原発を訴える政党の躍進はなく、今も参加者に落胆や戸惑いが続く。それと同時に、参加者の多くが覚悟し始めたのが「長期戦」だ。

 東京都国分寺市の無職山崎展(のぼる)さん(67)は「安倍首相は今はまだ猫をかぶっている。参院選で自公が過半数を取れば、すぐに原発を推進し始めるはずだ」と訴え、「こちらも勝負は参院選。過半数は絶対阻止する」と夏に向けて気勢を上げた。

 長期戦を見据え、デモ隊にも変化が出てきた。

 衆院選前後で1万人程度をキープしてきた参加者数が、18日は5000人、25日は6000人(いずれも主催者発表)と減った。

 千葉市の主婦内田莉奈子さん(63)は「今年から仲間9人全員で来ないで、3人ずつ当番制で参加することにした。先の長い戦いだし、無理せず持続することが大事」と説明する。

 横浜市の会社役員の男性(56)も「寒い日は来ないようにしている」と話し、2時間のデモを1時間で切り上げた。参加者の多くが、長い戦いに向け、体力を温存し始めたのだ。

 目立つようになったのは“光り物”だ。

  神奈川県平塚市のアルバイト宝山久司さん(66)は、プラカードに数十個のLED電球をちりばめて高々と掲げ、「目立つでしょう。官邸から見えるかな?」 と笑顔。電飾メッセージを掲げる人が増えているといい、「寒空で大声を出すと喉がやられる。文字で伝える分には疲れないからね。今年に入って急に増えたと 思うよ」と説明した。

 千葉県市川市の無職鴇田雄三さん(64)はペットボトルなどにメッセージを書き、内側にLEDランタンを入れて割 り箸でつるし、ちょうちんに。これを15個作って周囲の人に配り、「楽しんで作っている。息長くやっていくには楽しむのも大事」。参加者同士が接し、交流 を深め合うことで、参加意欲が湧くという好循環になるようだ。

 一方、衆院選前に多くのプラカードに躍っていた「卒原発」の文字が、ほとんど見られなくなったのも印象的だ。

  昨年まで「卒原発」を掲げていたという東京都渋谷区の大学院生伊藤司さん(24)は、「卒原発」を旗印に衆院選に臨んだ「日本未来の党」(当時)が惨敗し たことを挙げ、「もう死語でしょ。あれだけ大敗すると、ゲンが悪い」とバッサリ。東京都台東区の無職重田紀和さん(71)は「そういえば見なくなった。 脱・卒原発だな」と笑った。

 抗議活動を主催する市民団体「首都圏反原発連合」の中心メンバーで、イラストレーターのミサオ・レッドウル フさんは、こうした長期戦を見据えた動きについて「こちらから特別な働きかけはしていないのに、参加者がそれぞれ自主的に考えてくれて、とてもありがたい こと」と語る。毎週金曜日の抗議活動は全国に飛び火しており、「全国の運動を継続的なものにしていくためにも、官邸前の抗議活動が灯台の役目を果たさない といけない。欲を言えば、参加者数は万単位で、政府に一定の圧力をかけたい」と明かした。

 昨年8月にはメンバーと野田佳彦首相(当時)の面会が実現。安倍晋三首相との面会も望んでおり「参院選の前に実現させたい。会うことで参院選の争点を原発の是非にできれば」と構想を練っている。

  ▽官邸前抗議活動 昨年3月から毎週金曜日に市民らが集まり、午後6時から同8時まで官邸に向けて脱原発などを訴える活動。首都圏反原発連合が呼び掛け、 ツイッターやフェイスブックなどを通じて情報が広がり、参加者が増えた。大飯原発再稼働問題が具体化するにつれ規模が膨らみ、昨年6月29日に主催者発表 で20万人に上った。

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