「北の山・じろう」時事問題などの日記

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怪記事! 福島県鮫川村で「8000ベクレル堆肥をブランド化」<税金と保険の情報サイト>

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怪記事! 福島県鮫川村で「8000ベクレル堆肥をブランド化」
2013年2月6日 23:00
http://www.tax-hoken.com/news_awcipuSWzi.html?right
▼全文転載

汚染された廃棄物で堆肥を
福島県鮫川村が稼働を停止していた同村「堆肥センター」を今月下旬にも再稼働させる。2日に「福島民友」が報じたこんなニュースが「怪記事」としてネット上で物議を醸している。同センターでは8000ベクレル/kgを堆肥原料の基準にするという。


落ち葉の汚染は8500ベクレル
鮫川村は福島県内にある山村。人気の特産物などもない中、山林の落ち葉に目を付けた同村は2007年から堆肥の製造と、その堆肥を使った農作物のブランド化を目標に、堆肥センター設立に向け動き出した。

5年間の研究開発をへて、2012年には稼働する予定だったが、その矢先に福島第一原発で事故が発生。村内の山林では、落ち葉から8500ベクレル/kgという高濃度のセシウムが検出された。

農 林水産省の基準では、出荷可能な堆肥のセシウム濃度基準値は400ベクレル/kg以下となっている。村では堆肥センターの稼働を見合わせてきたが、「福島 民友」の記事によると、今月下旬にもいよいよ稼働するとのこと。堆肥の原料とする一般廃棄物の基準値を8000ベクレル/kgに定められた。


村の存亡がかかる予算3億円の事業
鮫島村は過疎の村である。人口は右肩下がりで減少し続けており、2008年で4078人。そんな村にとって、総予算3億円を計上した堆肥センターは、村の存亡をかけた一大事業だ。

セシウムごときでやめられない、というのが本音だろうが、8000ベクレル/kgという基準値は、一般廃棄物として埋めていいかどうか、の基準に用いられる数値であり、食品の肥料に利用できるものではない。

農水省の実験によると、稲作では土壌のセシウム濃度の10%程度がコメに移行することがわかっている。5000ベクレル/kgの土壌で作ると、500ベクレル/kgのコメができるというのだ。

8000ベクレル/kgの廃棄物を使えば、製造される堆肥では、当然セシウムは凝縮され、濃度が高まる。農産物の生産に用いれば、大量のセシウムが畑を汚染し、農作物を汚染することになる。

化学肥料を減らし、村産の堆肥を使った農業により、農産物のブランド化を目指す、というのが鮫川村の方針だが、取り返しのつかない「逆ブランド化」が発生する前に、事業の停止を決断すべきだろう。

外部リンク
◆鮫川村
http://www.vill.samegawa.fukushima.jp/index.php

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