「北の山・じろう」時事問題などの日記

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東日本大震災:福島第1原発事故 詩集に怒り込め 「福島から至福の死を奪った」 大崎の農業・小関さんが出版 /宮城<毎日新聞

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東日本大震災:福島第1原発事故 詩集に怒り込め 「福島から至福の死を奪った」 大崎の農業・小関さんが出版 /宮城
毎日新聞 2013年02月16日 地方版
http://mainichi.jp/feature/news/20130216ddlk04040260000c.html
◎全文転載

 大崎市三本木の農業、小関俊夫さん(64)が詩集「村とムラ」を出版した。四季に彩られた「村」の農を揺るがす東京電力福島第1原発事故を招いた原子力“ムラ”勢力に対する怒りを簡明に表現した作品が多い。

 11年秋に出版した初詩集「稲穂と戦場」に続く、小関さんの詩集としては第2集となり、76編を収載している。詩作は知人に勧められ、8年前から取り組んでいるという。

 作品「原子力発電」では「一瞬の快適生活を人間にくれた(中略)人間の産物『放射能』は檻(おり)から解放され 大空を 大地を 大海原を 自由に泳いでいる」と、放射能拡散の抗し難い現状を描写した。

 また、「不幸」では原発事故について「福島から至福の死を奪った」と、痛烈な言葉で表現。ふるさととして生まれ育った地で死を迎えるという、「最良の生き死に」ができなくなる絶望感に思いをはせている。

 一方、「農人」では「稲穂の波をこぐと 来年の稲作設計が見えてくる(後略)」と、重苦しい現状を振り払うように歌っている作品もある。

 小関さんは「農は無上の生き方」との信念を持ちながら無農薬農業を約30年続けており、ブナ林保護の市民団体「船形山のブナを守る会」の代表世話人も務めるなど、多様な生き方を実践している。

 1680円。無明舎出版秋田市、018・832・5680)。【小原博人】
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