「北の山 じろう」日記               (その心は?明日、天気にな~~れ!)

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【夜回り先生のエッセー】 哲学 「理性」「悟性」を磨こう<中日新聞>

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夜回り先生のエッセー】
哲学 「理性」「悟性」を磨こう
2013年2月5日
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/yomawari/list/CK2013020502000005.html
▼全文転載

 子どもたち、今日は、少し君たちの頭が痒(かゆ)くなるような哲学の話をしてみます。

 哲学では、一般的に、人間のこころの中に、「感性」と「理性」と「悟性」が存在すると考えます。子どもたち、こんな難しいことばを使われても何もわからないでしょう。それでは簡単に説明します。

 「感性」とは、感じたり思ったりする能力です。花を見て、美しいと感じたり、きれいな音楽を聴いて、こころが落ち着くと感じる。あるいは、逆に、 愛する人を亡くして、哀(かな)しいと感じたり、卑怯(ひきょう)なことをされて憎いと感じる。これが、「感性」です。この「感性」の豊かな人は、芸術家 に向いているでしょう。

 「感性」には、もっと原始的なものもあります。お腹(なか)がすいているときに、店頭に並ぶパンを見て、欲しいと思ったり、人が自分より良いもの を持っていて、自分も欲しいと思う。これも「感性」です。この「感性」の豊かな人は、気をつけてください。間違いをしでかす可能性大です。

 「理性」とは、考える能力です。目の前の美しい花を、摘み取り自分のものにしたいけれど、そうすれば困る人がいる。だから止(や)めよう。愛する 人がいるけれど、その人は別な人を愛してる。その大切な人を守るためにも、自らは愛を抑える。これが、「理性」の働きです。この「理性」は、良い人との出 会いや、きちんとした教育を通して、人が身につけていくものです。「理性」は、人が、社会の中で生きていく上で、最も大切なものです。この「理性」の優れ ている人は、人から愛され、そして幸せな人生を過ごしていくでしょう。

 「悟性」とは、「理性」を反省する能力のことです。たとえば、人のものを、欲しいからといって、奪うことは、人に迷惑をかける行為だからしないと いう、「理性」の決定があったとします。これは、これで、十分に尊いことです。でも、そこで、考えることを止めずに、なぜ、自分がそれを欲しかったのか。 奪うと、どのような結果になり、どのように迷惑をかけるのか。あるいは、もっと根本的に、ここにある欲望とは、人間にとって、どのようなものなのか。この ように、深く、その問題の本質まで考え、理論化していこうとする。これが「悟性」の力です。この能力の優れている人は、学者に向いているでしょう。

 子どもたち、私が、ここに難しいことを書いたことには理由があります。今、君たちを見ていて、「感性」だけで生きている人が多いと、感じています。お願いです。きちんと、「理性」、「悟性」も磨こう。明日のために。
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夜回り先生のエッセー一覧
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哲学 「理性」「悟性」を磨こう(2013年2月5日)
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