「北の山・じろう」時事問題などの日記

 ☆今は、無きブログのタイトル☆ 『取り残された福島県民が伝えたいこと』 管理者名 「取り残された福島県民」 当時のURL>http://ameblo.jp/j-wave024/

市民グループ「母ちゃんず」2人が原発事故から2年節目前に講演、「保護キャンプ」必要性語る/相模原

カナロコ(神奈川新聞)
トップ >http://www.kanaloco.jp/
市民グループ「母ちゃんず」2人が原発事故から2年節目前に講演、「保護キャンプ」必要性語る/相模原
2013年3月4日
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1303040017/
▼全文転載

 放射能による健康被害の不安にさらされている福島の親子を招き、心身のリフレッシュをしてもらおうと活動を続ける市民グループが相模原市にある。子育て 中の母親たちでつくる「母(かあ)ちゃんず」。メンバー2人が福島第1原発事故から2年の節目を前に講演に立った。「保養キャンプ」と呼ばれる活動はなぜ 必要なのか。語られたのは絶望、そして希望だった。

 約80人の聴衆が、しんとなった。

 絶望しか残らないなら、人は死を選ぶ
 鹿目久美さん(45)が紹介したのは、福島に残る知人の言葉だった。

 相馬市の酪農家が「原発さえなければ」と書き残し、命を絶ったのは震災3カ月後のこと。その絶望は、鹿目さん自身が抱いてきたものでもあった。

 自宅は原発から約60キロ。事故の情報は伝わらず、長女(6)を連れて外を出歩いた。顔がひりひりした。「被ばくの初期症状では」。娘を守ってあげられなかったとの自責が胸を覆う。

 これ以上わが子を被ばくさせたくないと昨夏、夫を残して相模原市緑区の実家へ避難した。家族離散、先の見えない仮の暮らしに、ふさぎ込む日々が続いた。

 抜け出すきっかけとなったのが、母ちゃんずとの出会いだった。キャンプに招く福島の人たちの気持ちを知る身として、橋渡し役になった。見つかった居場所。しかし−。

 やっと笑えるようになった。でも、背負わされたものは一生降ろせない。いつか娘に健康被害が出るかもしれない。なのに、楽しんでいいのか、笑っていていいのか。その気持ちは福島のお母さんたちも同じ
 隣で話に耳を傾け、マイクを引き継いだ母ちゃんず代表の竹内亜紀さん(41)=同区=の言葉に力がこもった。

 泣いたり、笑ったり、心の中にたまったものを少しでもはき出せる場をつくるのが、いまは一番大事だと思う
 昨年の春夏冬と3回のキャンプで119人の親子がやって来た。母親たちはよくしゃべった。福島で子育てを続ける不安、その不安を口にできない孤独。2年間続けるつもりで始めた活動だったが、もう違う。

 現実を知ってしまった以上、2年なんかで終われない。放射能の影響は20年、200年と続く問題。できる限り続けていこうと思っている
 再びマイクを手に鹿目さんは締めくくりで、こう呼び掛けた。

 子どもは希望。誰も守ってくれないなら自分で守るしかない。でも一人でできることは限られる。みなさんも、自分にできることを一つでも見つけてくれたらうれしい
 次回、母ちゃんずの保養キャンプは28日から5泊6日の日程で母親21人、子ども43人の計64人が参加。定員は、電話受け付け開始から45分で埋まったという。

 ◆保養キャンプとその効果 短期間でも放射線量の低い場所で過ごすことで、体内に取り込んだ放射性物質が排出される効果があるとされる。外遊びを制限さ せている親にとっては、線量を気にせず伸び伸び遊べる環境に子どもを招くことは、不安な日常から解放され、心のリフレッシュにもつながる。

★関連記事
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1303040017/
福島の親子招き「保養キャンプ」、相模原の母親らが春休みに企画-2012/3/5
福島の子どもたちを「保養キャンプ」に招く取り組み、県内で広がる/神奈川-2012/10/22
「心と体を休めて」、福島の子どもたち招き保養キャンプ/相模原-2012/12/25
悩み分かち合い、福島の避難者らが交流/相模原-2012/6/4
横浜で保養キャンプ、福島の15家族65人を招待/神奈川-2012/5/6
原発被災者の移住-2012/4/17
子どもの保養-2012/11/19
1人で悩まないで、福島の避難者招き母親グループが交流お茶会/相模原-2012/5/29
「福島思い出す一日に」22日に慈善コンサート/相模原-2012/11/14
チェルノブイリの教訓に学ぶ、原発事故考える勉強会/相模原-2012/10/22


カナロコ(神奈川新聞)
トップ >http://www.kanaloco.jp/



第2ブログ
福島原発事故と放射能汚染 そしてチェルノブイリ地方の現状Ⅱ(北の山じろう)
☆ホームページのご案内
福島第1原発事故と原発問題、チェルノブイリ原発事故関係情報案内所
福島原発事故と放射能環境汚染・食品汚染・健康被害、チェルノブイリ関連情報案内所