今一つ、分からないので少し調べてみました。以下、その内容。
(関連記事)全国の原発について<朝日新聞>&コアキャッチャー
http://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/2014/03/11/025156
Core catcher - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Core_catcher
これはロシア製のようです
「レオニードBolshov中にロシアのコアキャッチャーモデル」
To Catch a Falling Core: Lessons of Chernobyl for Russian Nuclear Industry
http://pulitzercenter.org/reporting/russia-nuclear-technology-reactors-chernobyl-energy-atomexpo
これは、「ロシアのコアキャッチャー」の概要と輸出などを記述しています。
「google翻訳」
ロシアの原子力産業のためにチェルノブイリの教訓:立ち下がりコアをキャッチする
Core Catcher Cooling Structures - Siempelkamp
(構造を冷却している中心的なキャッチャー・会社名)原文
http://www.siempelkamp.com/index.php?id=1971
「google翻訳」
http://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=en&u=http://www.siempelkamp.com/index.php%3Fid%3D1971&prev=/search%3Fq%3DCore%2BCatcher%26client%3Dfirefox-a%26hs%3Dt3a%26rls%3Dorg.mozilla:ja:official%26hl%3Dja
「google翻訳」から一部転載
<オルキルオト/フィンランドのプレミア>
世界初のコアキャッチャーの冷却構造の組み立てが正常に終了しました
<SNTサービスチームは、フラマンビルにコアキャッチャーの冷却構造がインストールされます>
フ ランスは、私たちに忠誠まま:AREVA工業グループの供給契約」EPR™新しい原子炉の建設フラマンビル3(FA3)のコアキャッチャー」が正常に完了 した後、Siempelkamp Nukleartechnik(Siempelkamp原子力技術= SNT)がフォローアップを受けオーダー。 このコアキャッチャー冷却構造の設置契約は2011年6月に行った。 顧客は、フランスの会社QUILLE建設、フランス電力(EDF)の直接下請業者です。
(以上、転載終わり)
と言うことは、この会社はアレバ社のプラント建設下請け会社のようです。阿修羅の写真にあったのと同じ構造のプールの写真があります。
http://www.siempelkamp.com/uploads/pics/Core-Catcher-Bild17_Montage-380.jpg
CORE CATCHER - Patent application
http://www.faqs.org/patents/app/20120300893
「google翻訳」
特許出願のタイトル: コアキャッチャー
割当て先: 株式会社東芝
発行年月:2012年11月29日
ロシア、フランス、日本(東芝)の三つの記事を見ると「コアキャッチャー」とは
東芝の特許出願中の製品の商標名だったのですネ。
ロシア製とフランス製は、既に販売されています。施工された案件もあるようです。
ロシアの記事を見ると、やはりチェルノブイリ原発事故の悲惨な結果を受けて、過酷事故を防ぐためにロシアでもフランスでも、色々な安全対策の強化=技術開発がされそれが、実用化・商品化されているのです。
チェルノブイリ原発事故の悲惨な結果があるにもかかわらず、安全対策を手抜きと言っても良いほど、省略し、過酷事故対策に至っては、「無い!!!」も同然であった日本の電力会社各社!それを、長年放置してきた原子力監督行政!!
IAEAなどから、安全対策の強化、過酷事故対応の強化を求められていたにも関わらず、それを無視し続けて来た結果が、福島第1原発事故です。
★週刊現代の記事を一部転載。分かりやすいと思います。
現代ビジネス [講談社]
2013年10月08日(火) 週刊現代
スクープ 現役キャリア官僚が告発
「原発汚染水は海に流すしかない」それが日本政府の本心です
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/37184
▼一部転載
(ここまで。省略)
原発事故はまた起きる
物語は、「関東電力」から「日本電力連盟」に出向し、政・官・財の各界に電力会社の影響力を振るおうと暗躍する小島巌、資源エネルギー庁で原発再 稼働を画策するキャリア官僚・日村直史、元アナウンサーで反原発活動に身を投じる玉川京子の3人を中心に進みます。誰がモデルかすぐに分かるような人物も 出てきますが、官僚については複数の人物像を組み合わせています。ただし、台詞や作品中のディテールは、基本的に私自身が見聞きした事実に基づいていま す。
物語をつらぬく軸は、電力会社の主導する「モンスター・システム」です。これは、電力会社が取引先への業務発注額を相場より2割ほど高く設定し、余った利益を電力会社自身が主導する業界団体に預託するというしくみです。
作中に登場する「関東電力」の場合、預託金は年間800億円にのぼる。この潤沢な資金を原資に、電力会社は政治献金やマスコミ対策を行うわけです。この集金・献金システムは全国10社の電力会社で構築され、日本を裏側からコントロールしている。
このようなシステムが政治やマスコミを支配しているのは異常事態であり、正しい情報が国民に知らされるはずもありません。
一例を挙げましょう。多くの国民は、福島で事故が起きたとはいえ、それでも日本の原発は海外の原発に比べればはるかに安全だと思っているはずです。
ところが日本の原発は、老朽化が問題になっているうえ、最新型でもヨーロッパ製のものより安全性が劣っています。ヨーロッパの加圧水型炉は、二重 の原子炉格納容器の底に、溶けた核燃料を受け止める「コアキャッチャー」が組み込まれ、万が一メルトダウンを起こした際には核燃料がコアキャッチャーを通 して冷却プールへと導かれるようになっている。
日本の原発には、このような仕組みはありません。IAEA(国際原子力機関)が策定している国際的な安全基準自体が、日本から出向している職員に よって骨抜きにされています。近年ではヨーロッパ型の炉を採用している中国の原発のほうが、日本の原発よりも安全性が高いでしょう。こう言うとみなさん驚 きますが、紛れもない事実です。
日本の原発がコアキャッチャーなどの安全装置を付けないのは、特許絡みで海外のメーカーに高額なライセンス料を払わねばならないためです。このこ とには原子力ムラの人間はもちろん、国産原発メーカーの日立、東芝、三菱重工も絶対に触れませんし、メディアも報じません。こういうことを誰も言わないの はおかしいと思いませんか。
原発の立地自治体が定めた避難計画がお粗末であることも大きな問題です。
そもそも1999年にJCOの臨界事故が起きるまでは、原子力事故はあり得ないということが前提で、避難訓練を行うとかえって住民の不安を煽るとされてきました。当然、避難計画や防災計画など作られるはずがありません。
避難計画がないままに北陸などの原発で重大事故が起こり、住民が自家用車で避難すれば、大渋滞でパニックになります。車での避難を禁じ、避難バス を運行させる必要がある。ただ、大変なのはバスの運転手です。原発事故という緊急時に、自分や家族の安全よりも地域住民の安全を優先しろというのは酷で しょう。
となれば、頼れるのは自衛隊だけです。しかし自治体が自衛隊と緊急時に備えて話し合いをしているかというと、全くしていない。
福島第一原発事故以前と同じく、安全対策はないがしろにされたままなのです。
(以下、省略)
★全文は、URLからお読みください。
(1)http://gendai.ismedia.jp/articles/-/37184
(2)http://gendai.ismedia.jp/articles/-/37184?page=2
(3)http://gendai.ismedia.jp/articles/-/37184?page=3
(4)http://gendai.ismedia.jp/articles/-/37184?page=4
(5)http://gendai.ismedia.jp/articles/-/37184?page=5
(6)http://gendai.ismedia.jp/articles/-/37184?page=6
★これで、大体分かりました。原発先進国は、既にこのような過酷事故対策用の安全設備を開発・商用化し販売しているのです。「無いのは?日本ばかりなり??」このような状況なのですネ?これを、大新聞やキーテレビ、国民の公共放送であるNHKが報道し追及しないのは、何故か???疑問です!
★更に、「コアキャッチャー」の情報を探すと実に少ないです。検索でもほとんど出てきません。ところが、英語(Core Catcher)で検索すると色々な情報・記事・ニュースがヒットします。検索エンジンに何らかの制限がある疑いがあります。