★この記事がネット上に公開されたのは、2011年の4月か5月です。既に浜岡原発の1号機と2号機は、廃炉が決定しました。しかし、「女性セブン」のスクープは、徹底的に調査されるべき問題です。告発者は、居住地と実名を出しています。他のメデイアに調査する気があれば、すぐに調査できます。
★そもそも浜岡原発は軟弱な地盤の上に建設されています。他の原発(浜岡)にも似たような問題があるのではないか??と、誰でも推測できることです。今日に至るまで、この問題が追跡調査されたとは聞きません。一般に週刊誌系のスクープは新聞は無視する傾向があります。しかし、これは無視してよいような問題ではありません。事実であるとしたら、浜岡原発の存続に関わる重大問題です。今からでも遅くはありません。ぜひ、追跡調査をして事実の有無を確認していただきたいと思います。
★何故??静岡県の人々が浜岡原発に反対するのか??その理由は、うやむやにされたままです。下記の記事以外にも理由は、沢山あります。それを知れば、浜岡原発を運転し続けることは、将来の自殺を意味することが分かると思います。お忘れなきように!!!その時は、首都圏も一蓮托生ですよ!!!
ブログ人 >2011/09/27
快挙!牧之原市議会 浜岡原発「永久停止」を決議
http://itiguuoterasu.blogzine.jp/blog/2011/09/post_af76.html
(一部引用)
浜岡原発:「永久停止」を決議 静岡・牧之原市議会 毎日新聞(2011.09.26)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110926k0000e010038000c.html
政府の要請を受け運転停止中の中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)から半径10キロ圏に位置する同県牧之原市議会は26日、「確実な安全・安心が担保されない限り、永久停止すべきだ」との決議案を賛成多数で可決した。西原茂樹市長も本会議で「直下型の東海地震が起きる可能性が高く、永久停止は譲れない」と表明した。県、御前崎市など中部電力と安全協定を結んでいる地元5自治体の中で「永久停止」の意思表明は牧之原市が初めて。
中部電力は高さ18メートルの防波壁などの津波対策が完了後、地元の同意を得て運転を再開する意向だ。牧之原市の決議は津波対策には触れず、「福島第一原発で重大事故が発生した事実を鑑みれば、まず第一に市民の生命、財産を守ることを考えなければならない」としている。
市が6~7月に実施した市民アンケートでは回答者の6割が「停止したままにすべきだ」と答えた。5~6月の調査では、自動車メーカー「スズキ」など市内の大手企業10社のうち、6社が原発事故や東海地震のリスク分散のため市外移転を検討している。【小玉沙織】
◇安全性向上に全力
中電静岡支店広報グループは「津波対策を着実に実施し、安全性を一層向上させるとともに、丁寧に説明し安心につながるよう全力で取り組んでいきたい」とコメントした。
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/kyodo-2011092601000256/1.htm
中部電力浜岡原発の10キロ圏内にある静岡県牧之原市議会は26日午前の9月定例議会本会議で、同原発について「東海地震の(想定)震源域真上に立地しており、確実な安全、安心が将来にわたって担保されない限り、永久停止すべきだ」とする決議を賛成多数で可決した。
同市や、浜岡原発がある御前崎市を含め、中部電と安全協定を結ぶ10キロ圏内の4市で永久停止を決議するのは初めて。
浜岡原発真下に活断層 名古屋大教授指摘 室戸岬まで全長400キロ
2011年7月17日東京新聞 TOKYO WEB
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/tohokujisin/list/CK2011071702100004.html
(以上、引用終わり)
NEWSポストセブン
トップ>http://www.news-postseven.com/
浜岡原発元設計士「耐震強度データに偽装があった」と告発
2011.05.13 16:00
http://www.news-postseven.com/archives/20110513_20215.html
▼全文転載
「技術者が不完全なものを造るわけにはいきません。しかもあれほど危険なものを平気で造ることなんて…」
目に涙を浮かべてこう話すのは、千葉県在住の元エンジニア谷口雅春さん(69)。東芝の子会社である「日本原子力事業」の技術者として、谷口さんは 30年以上も昔、浜岡原子力発電所2号機の設計に携わった。1970年ごろから神奈川県横浜市にある東芝の工場に出向し、原子炉の炉内構造物の設計を担 当。当時、建設中の浜岡原発2号機については「炉心支持構造物」という原子炉の中枢部分の設計にかかわり、耐震計算に必要な重量データを集計していた。
“事件”が起きたのは1972年5月だった。数十人の設計者のうち代表3人だけで開かれた会議に谷口さんも出席していた。そこで代表者のうちの1人がこう打ち明けたのだった。
「いろいろ計算したがダメだった。この数値では地震が来ると2号機はもたない」
担当者がダメだという最大の理由は岩盤だった。浜岡辺りでは200年周期でマグニチュード8クラスの大地震が起きているため、岩盤が極めて脆かったという。
「浜岡の地盤はそもそも岩どころか、握りつぶすことのできる砂利の集まったシャーベットのような状態でした。さらに、大地震による断層や亀裂ばかりでぐちゃぐちゃになっていたんです」(谷口さん)
さらに原子炉建屋と核燃料集合体の「固有振動数」が、想定される地震の振動の周期に近いことがわかった。固有振動数と同じだと揺れが何倍にも大きくなる「共振現象」を引き起こし、地震のリスクが激増してしまう。
あまりにショッキングな報告に「建設中止もやむをえないか…」と思った谷口さんの目の前で、先ほどの担当者がこう言った。
「データを偽装して、地震に耐えられることにする」
2号機は通産省(当時)に設置許可申請を出す直前だった。谷口さんが振り返る。
「担当者は“岩盤の強度を測定し直したら、福島原発並みに岩盤は強かったことにする”“固有振動数はアメリカのGE社が推奨する値を採用し、共振しないことにする”などと次々と“対策”をあげていくんです」
堂々の“偽装宣言”を耳にした谷口さんは、良心の呵責に苛まれた。
「事故を起こしたら大変なことになるのは明白でした。技術者として、そんな危険な原発を造るなんてできるわけがありません。悩んだ末、私が辞めることで何かしら警告になるのではないかと思い、会社を去ることにしたんです」(谷口さん)
上司に辞意を伝えて自分のデスクに戻ると、耐震計算の結果がはいった3冊のバインダーがなくなっていた。
「隠ぺいが漏れないようにということからか、関連会社の仕事をいろいろ斡旋され慰留されました。でも、続けていても飼い殺しになるだけ。きっぱり辞 めることを決めました。しかし残念ながら私の退社はまったく警告になることなく、彼らは原発建設を強行してしまったんです」(谷口さん)
※女性セブン2011年5月26日号
NEWSポストセブン
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