「北の山・じろう」時事問題などの日記

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韓国旅客船沈没 イザという時に生き残るためのノウハウ<日刊ゲンダイ 2014年4月>

日刊ゲンダイ
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韓国旅客船沈没 イザという時に生き残るためのノウハウ
2014年4月18日
http://gendai.net/articles/view/life/149608

▼全文転載

 韓国の旅客船「セウォル号」が沈没した事故。丸2日が経過しても船内に残された乗客を助けられないことに、家族などから苛立ちの声が上がっている。乗客乗員475人のうち、270人前後がいまだ行方不明のままだ。

 今回、事故後の初期対応がマズかったとの指摘が出ている。長崎大の高山久明教授(船舶海洋工学)はこう言う。
「人命を守るための避難方法が確立していなかったのではないか。報道では、乗組員は乗客より先に脱出したとされます。一番やってはいけないことです。乗組員の対応の悪さが二次災害に発展したのでしょう」

 いざという時に乗組員が信用できないとすれば、もし沈没事故に遭遇してしまったら、どうすればいいのか。

「大事なのは事故への備えです。乗船時、避難経路の確保と救命ボートの場所は確認しましょう。事故が起きた場合は、慌てずにライフジャケットを着て、なる べく上の階に行くことが重要です。今回のように急な転覆の場合は仕方ありませんが、海に飛び込むのは危険です。飛び込んで3時間が経つと低体温で生存確率 が低くなる。とにかく落ち着いて行動し、救命ボートにたどり着くことが生き残る可能性が最も高いです」(海上技術安全研究所・田村兼吉氏)

 

 自分を守れるのは自分だけだ。

■旅客船ブームの裏で相次ぐ事故

 船が日本で約20年間使われた後に、定員を増やすため韓国で改造されたことも事故の原因とみられている。

 近年、日本でも中高年を中心に旅客船クルージングがブームだ。国内ショートクルーズも充実、日本最大の客船「飛鳥II」や、史上最大(建造時)の客船「ボイジャーオブザシーズ号」は、数十万円単位のコースでも飛ぶように売れているという。
「事故の起きた韓国南西部・珍島付近も人気観光スポット。今回は日本人乗客がいませんでしたが、大潮の時には本土と地続きになるのが珍しく、日本人観光客もたくさん訪れています」(旅行代理店関係者)

 実は、旅客クルーズ中の事故は少なくない。2012年1月にイタリアのジリオ島付近の浅瀬で「コスタ・コンコルディア号」が座礁したのは記憶に新しい。 この事故では約30人が犠牲となった。同年2月には、ソロモン海でフェリーが転覆し沈没、300人以上が死亡・行方不明となった。小型船も含めれば、観光 客向け旅客クルーズの事故は絶えない。

 

■中古改造クルーズ船は少なくない

 旅行ライターの渡辺輝乃氏はこう言う。
「アジア、ヨーロッパのクルーズ船は中古船を改造していることが少なくないと聞きます。『セウォル号』は、改造して定員も日本で運航されていた当時の 804人から、921人に増員。無理な増築も少なくないのです。中高年の観光客が増えている東南アジアでは、最近、沈没事故が相次いでいます。どちらかと いうと地元の人も乗るリーズナブルなフェリーに多い。中古のボロボロの船に、定員の2倍以上乗せるから沈没事故を起こすのです。救命胴衣は人数分用意して いないし、天候不良でもお構いナシに出航する。少なくとも、アジア圏ではお金をかけた方が安心ですね」

 事前に旅行会社を通して申し込む場合は、救命胴衣や、過去の事故などを調べておくのも手だ。


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