☆これは、何大会かワールドカップの試合を見ると自然に分かります。
予選リーグの戦い方を見るのが一番分かりやすいです。
Aクラスの予選通過の戦い方
2勝を考える。最悪、1勝2引き分けを考える。
1位通過、または2位通過。
Bクラスの予選通過の戦い方
1勝2引き分けを考える。最悪、1勝1敗1引き分け。
2位通過、または予選敗退。
Cクラスの予選通過の戦い方
1勝1敗1引き分けを考える。運がよければ、1勝2引き分け。
普通は、予選通過できない。格上がもたつくと予選通過の場合もある。
(予選敗退。または2位通過)
Cクラス未満
0勝2引き分け1敗
0勝1引き分け2敗
0勝3敗
(稀に、「3引き分け」もあります)
予選通過不可能。
☆このような視点で見ると、A・B・Cクラスの違いが理解しやすいです。
時々、Cクラス未満のチームも参加していてCクラス未満と比較して??
「自分たちは、Bクラスだ」と「誤解」したりします。
実際には、
「A・B・Cクラス+Cクラス未満」と、4通りの強さのチームが参加しています。
☆日本は、2戦終わって、0勝1引き分け1敗です。
1勝すれば、Cクラス。
1敗すれば??0勝1引き分け2敗となり???
アラアラ??「Cクラス未満」になってしまいます。
☆数字は、ウソをつかない!
昔の大物相場師の言葉です。
何を、どう?言い訳しようと??残った数字が全てを物語ります。
☆つまり、日本チームの実力は、「Cクラス」か「Cクラス未満」であることになります。
Cクラス以上になりたければ、「1勝」することが前提となります。
「勝てそうな相手に確実に勝つ」
「同じくらいか、やや格上の相手と確実に引き分ける」
このようなチーム力があって、初めて「Cクラス」と言えるのです。
ワールドカップの舞台では、「Cクラス」になるのだって?結構、大変です。
☆世間並みの監督が普通に試合の流れを考えるなら?
コートジボワールは、引き分けるべき相手です。
ギリシャは、勝ちに行く相手です。
コロンビアは?負けるか、よくて引き分け狙いの相手です。
☆今のようなチーム状態で?もしコロンビアに勝てたなら??
サッカーの神様の「お慈悲」と考えるべきでしょう。
私は、個人的には「ここまで出来が悪ければ?」、スッキリ負けたほうが良いと思います。
そうしたら??
また、一から出直す気になるでしょうから。
☆更に言うなら??
ハイレベルのクラブチームのリーグ戦の試合とワールドカップの試合は、全然別物です。
クラブチームのリーグ戦の戦いでは、少々負けてもトータルで勝てば優勝出来ます。
一方、ワールドカップの予選では1敗すると、すぐ後がなくなります。
決勝トーナメントまで勝ち進めば、「1敗=アウト!!」です。
そうすると???
悠長なパスサッカーは、通用しないのですネ?
特別性の「サッカーの才能」に頼るか??
「堅固な守備力」に頼るか??
このような戦いになります。
そして?攻撃は??
「パス1本~シュート」これが、ベストです。
せいぜい、「パス2本~シュート」が限界でしょう。
こう考えると??
縦パスで勝負するしかないのですネ?
横パスを2本つないだ段階で、もう得点は困難になります。
理由は??相手チームの守備が整うからです。
シュートに待ちこむためのパスは、斜め前方か縦しかないように思います。
そのパスを通すスペースを作るのが上手なチームが、得点する可能性の高いチームだと思います。もっとも、その前提として強力な守備が必要です。
サッカーの戦いとは、スペースを作る戦いでもあり、スペースを消す戦いでもあります。むしろ、得点能力よりこちらの方が重要だと思います。
強力な守備から、カウンターを狙うか??
セットプレーから、狙うか??
これが、一番確率の高い攻撃方法です。
イングランドで活躍していた、ベッカム選手を思い出すとサッカーの攻撃がどのようなものであるか??理解しやすいと思います。
ベッカム選手は、右サイドを駆け上がります。
そして味方の攻撃的選手の動きを見ながら、ピンポイントの正確なクロスを上げます。攻撃の位置にいる選手は、ベッカム選手のクロスを予測してスペースに飛び込まなければなりません。これが、ワールドクラスの技術です。
どう見たって??これは、カウンター攻撃です。
一発勝負のワールドカップの戦いは、事前の準備で90%以上、結果が決まっていると思います。如何に??事前に準備するかが大切なのは、日韓大会と 南アフリカ大会で分かっていると思います。何より、監督の能力に大きく左右されます。今後は、「監督の能力を見る目」が要求されると思います。