ドイツ VS フランス (1-0)
ブラジル VS コロンビア (2-1)
準々決勝一日目 2試合が行われました。
4チームが上げた得点は、合計4点です。
しかも、全部セットプレーからの得点です。
流れの中からは、4チームとも得点出来ませんでした。
順々決勝~決勝までは、これが普通の試合です。
時々、同点または無得点でPK戦も見ます。
それくらい、順々決勝以上はチーム力が接近しているとも言えます。
つまり、このような守備力がないと??このレベルには到達できないと言うことの証明でもあります。良ければ、セットプレーから得点が生まれ、出来が悪ければ得点自体が生まれません=PK戦です。
ワールドカップは、華麗なプレーを競う場では(原則)ありません。
そのようなプレーは、どのチーム(国)もクラブチームでやります。
ワールドカップとは、国別にチームを編成し勝敗を競い合う場です。
日本サッカー協会も今回の日本代表チームも(監督も)??
全然、違った考え方をしていたように私には、見えました。
本番で勝たなければ、何の意味も無い!!!
と、言うことを学ぶべきでしょう。
「自分たちのサッカー・・・」
など??おこがましいにも程がある!!!と、思います。
ワールドカップで、まず必要なのは相手を完封(または、1失点)に押さえることが可能な、「強力な守備力」です。
第二に必要なのは、流れの中からは、中々得点は出来ません。
セットプレーからの得点が重要な意味を持ちます。
セットプレーの種類を如何に??多く持つか?そして、それを如何にして磨き上げるか???
もし??準々決勝の上に行く気があるなら??
上記二点は、必要不可欠です。
試合の概略
ブラジル、3大会ぶり4強進出 コロンビア破る
2014年7月5日07時01分
http://www.asahi.com/articles/ASG7525RKG75PTQP001.html
サッカーW杯 ドイツ、フランス破る 4回連続4強入り
2014年7月5日03時14分
http://www.asahi.com/articles/ASG750PNSG74PTQP00M.html?ref=reca
※ドイツを例に、守備を考えます。
元々、ドイツは守備の堅いチームです。
今回は、しっかりと暑さと湿度対策をしてきたようです。
このような記事をアップしました。
ドイツ式暑さ対策
Number Web
ドイツは攻撃的ながら“安全第一”?センターバック4人起用、2つの理由。(1/4) [ブラジルW杯通信] - Number Web - ナンバー
完全にサイドバックを、最初から諦めています。
ブラジル大会は、当然ドイツ人にとって暑く湿度が高い。だから、サイドバックにヨーロッパの試合のような運動量を求めるのは、無理だ。
その結果、ドイツチームの監督が考えたのは、「センターバック4でバックラインを構成して、守備力を高めよう」と言う事のようです。今回のドイツチームは、バックラインにセンターバックが本職の選手が4人いるのが基本形です。
代表チームの監督が考えなければならないのは、このような事です。
前日本代表監督の経験の無さと知恵の無さを比較するなら、違いは明らかだと思います。
今回、フォワード登録で「ドイツ式フォワード」のフォワードを見てみると「クローゼ選手」が、選手登録されています。
クローゼ選手のドイツA代表での得点は、2001年が最初です。
今年36歳。多くは、期待できません。
Wikipediaの記述を見ると、2012年までドイツの主力選手です。
2013年から、チーム構想から外れていることが、分かります。
これまで、ドイツA代表で133試合に出場。得点70点です。
34歳まで、ドイツの主力フォワードであった事になります。
FWマルコ・ロイス(ドルトムント所属)が負傷離脱。 代わりにDFシュコドラン・ムスタフィ(サンプドリア所属)を招集(6/7)
http://members.jcom.home.ne.jp/wcup/germanyBN.htm
本来であれば、多分??
「トーマス・ミュラー」選手と「マルコ・ロイス」がドイツ・フォワードの主力ではないのかと思います。
「ヨアヒム・レーヴ」監督の現役時代のポジションは、「フォワード」です。
2006年から、ドイツチームの監督です。ドイツ大会後の就任ですから、今回監督としては、ワールドカップ2大会目です。2004年にドイツチームのヘッドコーチに就任しているので、それを含めると3大会目です。
つまり、監督を選択する「眼」と我慢が必要だと言うことでしょうネ?
一定の結果がでたなら?の話でしょうが?
フォワード出身の監督が、「フォワード」が負傷したらデイフェンダーを換わりに呼んだと言うのが、実に興味深く思います。もう、この時点でバックラインにセンターバック4人を決めていたのでしょうネ?
今回のドイツチームの守備は、非常にコンパクトで守備ラインが高いのが特徴です。
アタッカーから、バックラインまで大体30メートルが基本のようです。そこから、ゴールまでのスイーパーは、ゴールキーパーの役目になっているようです。
ブラジルの暑さと湿度を考えて、攻撃はアタッカーに任せて、バックラインは守備を基本とする、それならセンターバック4人にして、サイドバックをはずすのが、ドイツ式合理主義のようです。しかし、間隔はコンパクトにして、あくまでアタッカーの位置に合わせて、バックラインをコントロールする。これは、守備が強固で守備に自信があるから可能なことだと思います。
クローゼ選手は、予選第2戦のガーナ戦で後半リードされた71分に途中出場しました。1得点を挙げました。当然、ドイツチームがやったのは、パワープレイです。私は、クローゼ選手はパワープレイ要員だと「誤解」していました。
ヨアヒム・レーヴ監督が、単なるパワープレーのためにクローゼ選手をメンバー登録するはずも無く、準々決勝は、先発でした。つまり、クローゼ選手はドイツチームの攻撃の切り札としてメンバーに選ばれたのですネ?36歳のクローゼ選手が気温が高く湿度も高いブラジルでフル出場するのは無理でしょう。しかし、時間限定で起用したなら、まだ「ドイツのエース」と言う事でしょうネ?
タフで頑丈で長持ちなのには、感心します。
話は、横に逸れ守備の話でしたネ?
「フォワード」出身のヨアヒム・レーヴ監督であろうと、「今回は、守備を固めるべきだ」と判断したなら、バックラインをセンターバック4人にしてガッチリ守ると言う事です。
どう??ドイツの守備が堅固か???
予選リーグ
4 - 0(ポルトガル)
2 - 2(ガーナ)
1 - 0(アメリカ)
決勝トーナメント
2 - 1(アルジェリア)
1 - 0(フランス)
予選リーグでポルトガルに大勝した後、気が抜けたのかガーナに2失点しました。
その後は、決勝トーナメントでアルジェリアに「1失点」しただけです。
一方のフランスは??
予選リーグ
3 - 0 ホンジュラス
5 - 2 スイス
0 - 0 エクアドル
決勝トーナメント
2 - 0 ナイジェリア
0 - 1 で、ドイツに敗北決勝トーナメント敗退です。
ドイツもフランスも同じ「3失点」です。
でも?決勝トーナメントで失点すると??
上に行けば行くほど、致命傷になりやすい事が分かります。
ドイツのフランス戦の得点は、かなり難しいセットプレーでした。
朝日新聞から、一部引用
http://www.asahi.com/articles/ASG750PNSG74PTQP00M.html?ref=reca
ドイツは前半13分、左からのFKを、ゴール前に走り込んだDFフンメルスが頭で合わせて先制。
後方からのクロスボールにデイフェンダーが合わせて、ヘッデイングシュートです。
しかも、「走りこんで」とあります。
余程、練習しないと??こんなの、出来ないでしょう??
「ワールドカップでは、強力な守備とセットプレーが大切だ」
と言う事は、フランス大会の後、すぐに判明しました。
「フランス大会1998年」から??何年、経つのでしょうネ???
管理人が?「お冠!」な理由を、ご理解くださいましたでしょうか???
※如何に?言論の自由があるとは?言え??
昨日は、まるで「正反対!」の予想をして、失礼いたしました。
ここまで、「完璧!」に外れるのは、難しいかもしれません?
予想は、私の個人的な好みで?
こうあって欲しい!!と言うだけのものでした。
コロンビアは、力負けです。
フランスは、「余りに順調に勝ちあがった」のが敗因のように思います。
これまで、困難な試合がありませんでした。
ドイツは、予選第2戦で「あわや??」と言うガーナ戦がありました。
ブラジルは、決勝トーナメント1回戦でチリとPK戦という際どい勝負をものにしました。
ただ?ブラジルはネイマールと言う代え難い主力選手が故障しました。
ドイツ戦は、激戦ですネ!!勝ったほうが、◎◎だと思います。