「北の山・じろう」時事問題などの日記

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福島第1、溶融燃料 取り出し方法、国内外で公募<河北新報 2014年06月>について

※今頃??公募ですか??

「圧力容器内で溶け落ちた燃料取り出し方法」は、あります(圧力容器内)。

アメリカのスリーマイルズ島原発事故で、行われました。

しかし、格納容器や原発の底を突きぬけ(メルトアウト)た核燃料の取り出し方法は世界中探してもありません。ないのは、最初から分かっていたことです。廃炉工程表が、「単なる作文」であったことが分かると思います。普通に事故なく運転を終了した原発廃炉解体にも、軽く20年~30年はかかるでしょう。

 

過酷事故を起こした原発の後始末は、100年単位の期間が必要であろうと推測します。チェルノブイリ原発事故を見れば、誰でも分かるでしょう。現在、最初の石棺を覆う、2番目の石棺を建築中です。最初の石棺は、経年劣化のため放射能漏れがひどくなり、それを更に外側から覆う必要があるためです。今は、放射能を封じ込めるのが「精一杯」の対処です。これは、「解け落ちた核燃料」が原発の基礎部分で止まっている場合です。もし?基礎部分を付きぬけ、地中に潜り込んでいれば、「解け落ちた核燃料」の回収は不可能です。

 

ここまで時間が経過してしまえば、地中や地表の汚染はかなり広範囲に広がっているでしょう。原発の周囲の狭い範囲を、囲う凍土壁がもし完成したとしても、その外側に汚染は広がっているでしょう。

 

キロ・メートルの範囲を広くコンクリート壁などで地中深くまで囲まないと、汚染の拡大を防ぐのは無理だと思います。汚染がひどければ、工事が出来ません。だから汚染のまだ少ない範囲を探すことが、まず第一にやるべきことです。かなりの費用が必要です。場当たり的な「その場しのぎ」を繰り返し、事態をドンドン悪化させているのが3年間の現状です。

 

国内外の専門家を集めて対策本部を設置し、そこを指揮所として日本政府の総力を上げて対策に取り組まなければ、汚染の封じ込めすら出来ません。もう、いい加減に気が付くべきでしょう。

 

河北新報
トップ >http://www.kahoku.co.jp/

福島第1、溶融燃料 取り出し方法、国内外で公募
2014年06月28日土曜日
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201406/20140628_61031.html
▼全文転載

 経済産業省は27日、福島第1原発1~3号機で溶け落ちた燃料取り出しについて、格納容器内を水で満たせなかった場合の代替策を国内外で公募すると発表した。
  廃炉作業では格納容器の漏えい箇所を補修し、内部を水で満たした状態で上部から溶融燃料を取り出す。東電は2020年度前半から取り出す計画を立てている が、漏えい箇所の特定が難しく、補修できない可能性がある。格納容器の側面から取り出す方法などを募集し、廃炉作業の選択肢の幅を広げる。
 溶融燃料の取り出しに関連し、日本原子力研究開発機構が主体となり、17年度中に第1原発西門付近に研究施設を設置。溶融燃料を一部取り出して放射性物質を分析し、移送容器や処理方法などについて研究を進める。

河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS
河北新報 特集記事>http://www.kahoku.co.jp/spe/spej.htm

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