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【原発規制基準】「世界一」の厳しさなのか<高知新聞 2014-07>に、ついて

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原発規制基準】「世界一」の厳しさなのか
2014年07月10日08時08分
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▼全文転載

 東京電力の福島第1原発事故を教訓に、地震津波対策を強化した新たな原発規制基準ができて1年が過ぎた。
 3年前の事故は、多くの対策が後手に回り、人類が経験したことのない複数の原子炉の炉心溶融という大惨事を招いた。新基準はそうした過酷事故への対策が義務付けられた。
 安倍政権はこの新基準を「世界で最も厳しい」と繰り返し強調して、原子力規制委員会が基準に適合すると認めた原発は再稼働させていく方針だ。
 既に、四国電力伊方原発3号機を含む12原発19基が規制委に審査を申請し、九州電力の川内(せんだい)原発1、2号機は審査終盤を迎えている。
 しかし、この規制基準をめぐっては政府が言うように「世界一」厳しい基準なのか、新たな「安全神話」を生んでいるだけではないか││そんな疑念が国民の中にくすぶり続けている。
 というのも、原発事故の詳しい原因はいまだに分かっていない。東電や政府の事故調査組織が津波説を採る一方、国会の事故調は「地震動による損傷がなかったとはいえない」とする報告書をまとめている。
 津波地震対策を強化しても、最も重要な事故原因がブラックボックスに入った状態で、本当に過酷事故を防げるのか。再稼働を含めて国民が懸念を抱くのは当たり前だ。
 ことし5月、関西電力大飯原発3、4号機の運転差し止めを命じた福井地裁判決は、原発の耐震設計の目安となる地震の揺れ「基準地震動」に大きな疑問を投げ掛けた。
 判決は「基準地震動を超える地震が来ないという根拠はない」「(この地震動に)満たない地震でも重大事故は生じ得る」とし、福島の大惨事を経験した国民の思いにもつながる。
 規制委の田中俊一委員長は、規制基準について「最高水準」という言葉を使う。だが、巨大噴火の危険性が取り沙汰されている川内原発の審査では、規制基準に危険性の具体的な評価方法がないことも分かった。
 規制委人事では先月、原発メーカーなどとの関係が指摘された人物が委員に決まった。審査に影響はないのか、組織の独立性も心配される。
 少なくとも「最も厳しい」などの言葉で、国民に根拠のない安心感を与えるのはやめるべきだ。福島の反省を踏まえ、厳格に審査するのが規制委の役目だ。

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※言葉の、ごまかしがあります。

記事から

規制委の田中俊一委員長は、規制基準について「最高水準」という言葉を使う。

 

このように述べているそうですが、原発事故対策の設備としては最高基準ではありません。設備としては、すでにヨーロッパの一部の国では、通称「コア・キャッチャー」と呼ばれる原発の過酷事故対策用の設備の設置が義務付けられている国もあるそうです。

ご参考

コアキャッチャー(Core Catcher)<原発過酷事故対策>とは、どんな設備か??? - 福島原発事故と放射能汚染 そしてチェルノブイリ地方の現状{北の山 じろう}

 

全国の原発について<朝日新聞>&コアキャッチャー - 福島原発事故と放射能汚染 そしてチェルノブイリ地方の現状{北の山 じろう}

 

フランスの「アレバ社」の過酷事故対策用の設備です。すでに、実用化され販売されています。ロシアにも、別の通称「コア・キャッチャー」類似の設備があり、実用化され販売されているそうです。東芝も特許出願中であるような記事を見ました。

 

全く、「うそ」ではないのでしょうネ?

単に、規制基準について「最高水準」と言っているだけです。

福島第1原発で起きたような原発の過酷事故対策の設備には、全く言及していないようです。日本のメデイアの分かりやすい欠点が見えます。

「なぜ?アレバ社の設備を導入しないのか??」

これを、追求するべきでしょう。

(理由は、既存の原発に追加の設備として導入するには、費用がかかりすぎるからだとは、思いますが?原発も、その追加工事の間、運転できません。年単位の期間が必要でしょう。)

少なくとも、新規の原発には、通称「コア・キャッチャー」なる設備の設置を義務つけるくらいは、して欲しいと思います。