「北の山・じろう」時事問題などの日記

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失敗の歴史を学びましょ【私説・論説室から】<東京新聞 2014年7月>

※歴史どころか、ついこないだの失敗にすら学ぼうと言う姿勢が「皆無」です。

ほぼ、戦時中の陸軍独裁内閣と部分的には同じように見えます。

完全に失敗すれば、普通の人は多少なりとも反省したり、考えたりするでしょう。

 

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失敗の歴史を学びましょ【私説・論説室から】
2014年7月16日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2014071602000167.html
▼全文転載

 また外遊か、ぐらいにしか思ってなかったが、行き先には興味をそそられた。

 先週オセアニアを歴訪した安倍首相がパプアニューギニアの州都ウェワクに入った。

 太平洋戦争で圧倒的戦力の米豪軍相手に帝国陸海軍が死闘したニューギニア戦線。投入された十数万兵士のうち故国に生還できたのは一割に満たない。敗残部隊と連合軍との降伏調印の場がこの町だった。

 聞くところでは、終戦時の現地軍参謀で今年九十九歳の堀江正夫氏(元参院議員)が歴訪話を聞いて戦没兵らの慰霊を勧め、これに首相は即決で応じて実現したらしい。

 液化天然ガス確保などが主眼の資源外交のついでだったとはいえ、この点、首相は素直で従順、聞く耳を持つ人のようである。

 十数年前、堀江氏らの現地慰霊の旅に軽い気持ちで同行取材して、わが身の無知に恥じ入った。赤道直下の密林になお数万柱の遺骨が残されたままなのを知らなかった。

 制空権を奪われ海上輸送は断たれ、補給もなく孤立した兵たちは大半が栄養失調やマラリアで倒れ、敵と戦わずして餓死した。そんな無残な戦地の真実を戦後世代の私は誰かに教わった記憶がない。首相はどうか。

 大本営の机上作戦の無謀、戦争指導者の重い責任を見逃してはいけない。鎮魂の夏。海外での武力行使に前のめりにならず、まずは失敗の歴史を学ぶのが賢明だ。 (谷政幸)

 

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