「北の山・じろう」時事問題などの日記

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「滋賀県知事選の逆転を生んだ理由」は、何かを考える

滋賀県知事選の逆転を生んだ理由」は、以下の記事が分かりやすいと思います。

dot.(AERA×週刊朝日
トップ>http://dot.asahi.com/

田原総一朗滋賀県知事選の逆転を生んだ安倍首相の『国民軽視』」
(更新 2014/7/23 16:00)
http://dot.asahi.com/news/politics/2014072200106.html

 

元々、自民党公明党の推薦した候補の楽勝と考えられていました。

それが、僅差の逆転勝ちです。

「卒原発」を主張し嘉田由紀子元知事の後継指名を受けたのは、勝因の一つに過ぎません。中央政界の与党の暴走に滋賀県民が危機感を抱いたと言うのが、大きな理由であろうと思います。

 

これまで国政において継続してきた大きな政策を大転換するには、時間をかけた十分な説明が必要です。それが、なされたとは到底思えません。また、日本人の軍人と民間人を合わせて約310万人が第二次世界大戦において死亡したとされたいます。中国では、もっと大勢の人々が犠牲になっています。枝葉としか言えない様な事に、せっせと議論や主張がなされ、根本的な部分への反省や議論があるとは見えません。更には、特定宗教への荷担とも見られる政治家の行動が見られます。その宗教で祭られているのは、軍人だけです。民間人の戦争犠牲については、一体どう考えているのか??

 

このような事柄への思考と配慮なしで、一方的な方向へ政策を大転換しようとしたなら、日本の過去を危惧する人々から反対の声が上がるのは、当然のことです。確かに一部周辺諸国の日本非難は、行き過ぎではないのか??とも思える部分があります。

 

しかし、近い過去の旧・日本政府の行いを見るなら、少なくとも「開き直り」とも受け取れるような主張や行動は、慎むべきでしょう。敢えて相手の傷口に塩をすり込むような政治的主張や行動は、愚かで無思慮と言うしかありません。

 

それとは、全然関係ありませんが滋賀県知事選の結果について、ミスリードするような報道や主張が見られます。

 

もし、「脱原発」が勝利の原因なら、東京都知事選でも「脱原発」派の候補が勝利したでしょう。また、国政選挙でも現在とは違う議席配分になっているはずです。

 

簡単に言うと、「脱原発」では「メシが食えない!」と言うことです。国民生活の視点を欠いて、「脱原発」の主張ばかりしても、「脱原発」が実現するようには思えません。特に地方政治においては、より地域住民に近い政治が求められます。

 

脱原発」は別の言葉で言うと、エネルギー政策の大転換です。

産業界も含めた、国民的合意が形成されなければ実現できないでしょう。

私は、それは不可能だとは思いません。

産業界においても次世代エネルギーの開発・実用化に向けた流れがあるからです。

 

社会の上層部へ行くほど、頭がカチンコチンで中々新しいものの考え方を理解することが出来にくいように見えます。思考の柔軟性に欠けているのですネ?それが長期間低迷し続ける日本経済の原因の一つです。

 

社会の上層部にポジションを持つ人々は、それなりの自負心があります。

強引に考えを変更させようとしても、簡単には納得しないでしょう。

また、日本的「横並びの精神」もあります。

内心では、「原発は、もうだめだ。」と思っている人は沢山いると思います。

でも??「みんなが、そう言わないので自分も言えない。」

本音は、案外こんなところにあるのかもしれません。

 

それを変えていくには?

筋道(合理)と経済性でしょう。

「エネルギー政策の変更が合理的であり、経済性も優れている」

この事を、地道に主張し説得していくのが遠回りのように見えて一番の近道のように思います。それには、段階を経て手順を尽くすことが必要です。もっと、丁寧に行うべきでしょう。

 

単純に反対を言う時期は、過ぎました。

今後は、日本経済や国民生活の観点に立った主張と言うよりトータルの政策が求められます。

dot.(AERA×週刊朝日

安倍政権に勝利した嘉田元知事が独白 「小泉、細川連合と卒原発で共闘します」
(更新 2014/7/24 16:00)
http://dot.asahi.com/news/politics/2014072300058.html

 

嘉田元知事や小泉、細川元総理が悪いとは、全然言うつもりはありません。

しかし、「二元論的単純思考」では、国民の支持は得られないことに気が付いて欲しいと思います。

 

私は、以上のような政策を実行していける人は、自民党の中にいると思います。

野党には、残念ながらいません。

自民党の中の反主流派の人から、エネルギー政策の変更を実現できる人を総理に選ぶように応援していくのが、現実的だと思います。

 

エネルギー政策の変更を実現しようとするなら、様々な大改革が必要です。

それをトータルに現実化するには、並みの政治家や知識人には不可能です。

過去の人に例えるなら

吉田元総理

中曽根元総理

これくらいの人間の器量がないと、無理なように思います。