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回らない核のサイクル(2) プルトニウムの焼却炉
2014年7月29日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014072902000170.html
▼全文転載
普通の原発とは少し違う。
日本原子力研究開発機構が、福井県敦賀市で新型転換炉と呼ばれた「ふげん」の解体を進めている。世界で初めて本格的にプルトニウムを使った原子炉だ。一九七八年から二十五年間運転された。
プルトニウム239の半減期は二万四千年。直接廃棄処分にすれば、数万年単位の管理が必要になる。そこで、それを燃やして半減期の短い、別の死の灰(核分裂生成物)に変えてしまうのが、転換炉の目的だった。MOX燃料の放射線量はウラン燃料より高い。
当初政府は、小型の原型炉「ふげん」の次の実証炉を大間に造るつもりでいた。
Jパワーは二〇〇三年まで、政府出資の特殊法人だった。
「国と電力会社の協力を得てやりなさい-。原子力委員会の決定でした」と、大間駐在の幹部は振り返る。
(論説委員・飯尾歩)
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