「北の山・じろう」時事問題などの日記

 ☆今は、無きブログのタイトル☆ 『取り残された福島県民が伝えたいこと』 管理者名 「取り残された福島県民」 当時のURL>http://ameblo.jp/j-wave024/

チェルノブイリから25年:立ち入り禁止区域の奇妙な生き物たち/ベルギー紙「7日中7日」&仏フィガロ紙(5月12日)<フランスねこのNews Watching>

☆「思えば遠くに来たもんだ?」と思います。2011年3月からブログを書き始めました。正確には「趣味人倶楽部」ないの日記でした。2011年6月ごろある問題から「はてなダイアリー」にその日記を部分的に転載するようになりました。2011年9月から「趣味人倶楽部」ないの日記をアメーバブログに転載し始めました。今は、どちらもありません。「趣味人倶楽部」の旧アカウントは自分で削除しました。アメーバのアカウントは、サイト運営者が削除しました。

 

☆下記のブログには、思い出があります。まだ、原発問題や放射能汚染問題に知識がなかったころ、「IAEAがWHOに優先する理由」を教えてくれました。それ以来時々記事を転載させていただいています。主にフランスの翻訳記事が多く、フランスの原発事情を知るのに役に立つからです。

 

フランスねこのNews Watching

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チェルノブイリから25年:立ち入り禁止区域の奇妙な生き物たち/ベルギー紙「7日中7日」&仏フィガロ紙(5月12日)
2014年5月24日 (土)
http://franceneko.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/25512-cf84.html

▼全文転載

ウクライナの町、チェルノブイリは1986年4月28日に起きた世界最悪の原子力惨事以降、不可解な謎と矛盾が繰り広げられる本物の「実験 室」と化した。歴史的事故から25年を経た今日、生態系への事故の影響を把握するため科学者らが立ち入り禁止区域内の動植物についての調査を行った。

フィガロ紙による以下のドキュメンタリー(約3分)は私たちの心を揺さぶる事実を示している。


フィガロ・マガジン「原子力チェルノブイリ、その25年後」
(約3分、仏語ですが画像をどうぞ)
http://www.youtube.com/watch?v=gJ-XyP24ME0 
(Le Figaro Magazine “Nucléaire: Tchernobyl, 25 ans après”)


手つかずの自然界は、事故から長い年月がたった今も強力な放射線にさらされ続けていた。変形した蜘蛛の巣、内部の色が大きく変色した木々。特に苔類、キノ コ類、及びその他の地衣植物(菌類と藻類が共存する植物群)からは非常に高い濃度の放射性物質が検出された。広葉樹林よりずっと放射線に敏感な針葉樹林 は、枯れるか異形化していた。癌や奇形の発生により、鳥の数は半減していた。

科学者たちはセシウムストロンチウムの危険がおさまるまでには数百年の年月が必要であると指摘する。プルトニウムに至っては24万年の月日が必要となる。2011年に同様の大惨事を経験した福島でも同様の現象が予想されている。

(一部編集)

● 元の記事:「チェルノブイリの奇妙な動物たち」/ベルギー紙「7日中7日」&仏フィガロ紙(5月12日)
(« Les étranges animaux de Tchernobyl », 7 sur 7 & Le Figaro Magazine)
http://www.7sur7.be/7s7/fr/2668/Especes-Menacees/article/detail/1883852/2014/05/12/Les-etranges-animaux-de-Tchernobyl.dhtml


▲転載終わり

フランスねこのNews Watching

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☆記事を批判するのでは、全くありません。

一応、補足です。

プルトニウム239の半減期は約2万4000年です。大体、半減期が問題になる核種はこれです。半減期とは、放射線を発射する能力が半分になることを言います。つまり、最初の半分の放射線の強さに(50%)なるのに約2万4000年かかり、25%の強さになるのに4万8千年と言う計算になります。12.25%になるのに7万2千年、6.115%の強さになるのに9万6千年必要と言うことになります。使用済み核燃料の10万年保管の根拠は、ここにあるのであろうと思います。

 

そしてプルトニウムには、他にも核種があります。

プルトニウム-239(239Pu) | 原子力資料情報室(CNIC)
http://www.cnic.jp/knowledge/2610

プルトニウム - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%83%A0

 

記事では、「セシウムストロンチウムの危険がおさまるまでには数百年の年月が必要である」となっていますので最初の放射線の強さに対し半減期かける10倍の期間を言っているものと思われます。セシウム137の半減期は約30年、ストロンチウム半減期は約29年だからです。プルトニウムについては、「239」を想定すると2万4千年かける10倍=約24万年と言うことかと思います。

 

☆更に、使用済み核燃料の保管期間を20万年とする説もあります。

この根拠は?

プルトニウム-239(239Pu) | 原子力資料情報室(CNIC)
http://www.cnic.jp/knowledge/2610

表1 使用済み核燃料中に含まれるプルトニウム同位体組成

※2年間運転した電気出力100万kWの軽水炉の中にあるプルトニウム1kgに対する値
http://www.cnic.jp/modules/radioactivity/images/pu.gif

これを見ると、プルトニウム-239の約300倍の放射能強度を持つ「プルトニウム241」の半減期が、約14.4万年となっています。プルトニウム系核種の割合では(重量比)、「プルトニウム-239」が59.3%、「プルトニウム241」が11.1%となっています。「放射能強度」を単純比較するなら「プルトニウム241」の方が危険なのかもしれません。これの放射能強度が半減するのに必要な期間(半減期)が14.4万年です。

 

☆どっちにしても?核のゴミの気の遠くなるような話!うんざりです!!

 

☆そして、これが本当の原発発電のコストです。10万年~20万年、安全に使用済み核燃料を保管するコストの意味です。これを、ごく大雑把な推計でよいから計算できる人がいるなら、「是非!!!」計算していただきたいと思います。

 

☆これを含めて、原発発電の「本当の」コストを考えて欲しいとも思います。

こっちも、気の遠くなりそうな金額がかかると思います。

「一体、トータルいくらなのか???」

「計算できないコストを、一番安い」と言うのですから??

私は、何回も同じことをブログに書きました。

「そんなの常識!」

なのか?

「理解できない?」

のか??ほとんど誰も気にしないようです。

全部、将来の世代に先送りです。

 

今、生きている人たちのズ~~~ト!!先のことだから??

ひとごと(人事)って事か???

 

あるいは??

10万年~20万年も必要とせず人類は滅びるから??

全然、問題ないって事かな???