※これは、何らかの情報によるものではありません。
あくまで、私が個人的に推測ないし憶測したものに過ぎません。
この点、誤解の無いようにお願いします。
※まず、これまで原油価格を高止まりさせてきたものは、何か?
理由の一つとして、明確に上げられるのは、長期資産運用資金です。これは政府系・民間を含めた年金基金、政府系長期運用資金などです。その背景には、ドルの信認低下がありました。つまり?どこに投資してよいのか??分からない時期がありました。そんな時に商品市場に長期運用資金が流入しました。原油もその一つです。
※一方、同じように買われてきた金(ゴールド)の価格は?
東京市場では、まだ長期的には上昇ラインに(かろうじて)留まっています。
ところが、NY市場を見ると、大分様子が違います。
ダブルトップを(月足)形成後、大幅反落してもみ合っているように見えます。
今年6月~7月くらいには、まだ1バレル100ドルの上にありました。
6月ごろを直近のピークに下落し始め秋口から、恐ろしいような「暴落」が始まり
現在、ほぼ半値状態です。
※現在、誰も原油(先物)を買うものがいない状態です。
※これまで、原油先物の買い手であった長期資金が原油市場から離脱した?のが暴落の原因であると、仮に考えると??
※年金資金のような巨大な長期運用資金が逃げ出すには、それなりの理由があるはずです。「原油が高騰すると、世界の市民が困るから」などという理由は、全然ありません。「世界が困ろうと、自分たちの運用成績があがれば?OK!!」これが長期運用資金の考え方です。
※元々、原油価格が高騰して儲かるのは、産油国だけです。
もっと言うなら、産油国がこれまで暴利をむさぼっていたことになります。
※やはり、理由は海の向こう(東方面)にありそうです。
日本の東方面にいる親方が、何かを考えた?
それが理由で、長期運用資金が原油マーケットから逃げ出したのなら?
一応、話の筋道は通ります(事実かどうかは、知りませんよ)。
※政治的な理由は、一応考えられます。
①アメリカとロシアの覇権争い。
ロシアも世界第2位の石油輸出国だそうです。
しかも、ロシアは今年前半に中国に天然ガスをダンピングして、天然ガスの暴落の原因を作りました。クリミア・ウクライナ問題ですネ?
今度は、石油価格をアメリカが暴落させて、ロシアにプレッシャーをかけた??
②アメリカの中東政策に逆らう国が多い。
「だったら?金で思い知らせてやる!」
と、日本の東側の親方が、考えたとしたら??
(産油国は、間違いなく困ります。産油国には、アメリカに近い国とアメリカと違う立場の国があります。どっちも困ります。)
東側の親方が言っていることは、「中東のあの困り者!何とかしろ!!」と言っているのかもしれません。更には、アメリカ自身が世界最大の産油国になりつつあります。「OPECは、アメリカに従え!」こんなメッセージも含まれているのかもしれません。
※「原油先物で火遊びするのは?もう、や~~めた!」と考える人がいてもおかしくはありません。この人たちが逃げ出すと、当分帰ってこないと思います。
※ご参考
原油価格下落が世界金融危機の引き金に?
次の主役はジャンク債
2014.12.16
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42456
原油安でも再生エネの方が安い、が世界の新常識
2014.11.28
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42311
独電力最大手エーオン、再生エネルギーに注力へ
2014年12月09日 12:00 発信地:ベルリン/ドイツ
http://www.afpbb.com/articles/-/3033453
40年ぶりに原油輸出に踏み切った米国の事情
2014.06.30
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/41089
※理由は、大体「後付け」になります。
「やれ、需要が減ったの・・・」
少々、需要が減っても半値に(半年で)なりますか??
「元の値段が、バブルそのものだった」と言う方が正確でしょう、多分?
いくら?需給関係で価格が決まるとは言え?
適正価格があるでしょう。
※東日本大震災で見えた日本の社会は、石油漬けの社会でした。
エネルギーの多角化を目的として原発の大量導入したはずです。
しかし、現実は昔のオイルショックのときと全く同じでした。
※今の日本の科学技術をもってすれば、石油にも原発にも依存しない社会が作れるはずです。本気でやれば、エネルギーは100%国産でいけるはずです。エネルギーの購入代金を国内に回せば、国内はその分、豊かになります。どうして?そうしようとは、しないのですか??