「北の山・じろう」時事問題などの日記

 ☆今は、無きブログのタイトル☆ 『取り残された福島県民が伝えたいこと』 管理者名 「取り残された福島県民」 当時のURL>http://ameblo.jp/j-wave024/

東電に期待することとは??

※政府に東電を潰す気はないようです。

民主党自民党も同じです。

私も事情を知らないころは、法的整理をするべきだ!と考えていました。

 

しかし、段々事情が分かってくると??

「そりゃ、潰したくても?潰せないわな!」

と、納得しました。

東電以外に、原発事故対応する存在がありません。

そんな場合に、活躍しなければならないはずの、旧原子力安全保安院は、さっさと危険地帯から、多分敢えてだと思いますが、遠ざかったように聞いています。そうですよね??自分の身の安全を守らないと、事故対応も出来ないでしょうから?もっとも、大した行動をしたとも聞きませんが?

 

結局、東電が最初から事故対応し、3年以上経過した今も、そのままです。

東電に不利益も困難な事故対応も不名誉も、全部「丸投げ」です。

これでは、東電を潰せるわけがないでしょう?

 

原発事故前は、東電は日本を代表するような超名門企業でした。

東電を潰せない以上、東電

「名実ともに」名門企業になってもらうしかありません。

ロイター

東電会長が値上げ「1年間しない」と明言、コスト削減で2年連続黒字
2014年 12月 17日 20:02
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0JV12V20141217/

 

これまで、東電の経営者が絶対出来なかったことをしています。

コスト削減の努力です。そして、「1年間値上げしない」と明言したそうです。

簡単に値上げに走る、これまでの電力業界の姿勢とは、明らかに違います。

東電の現在の会長は、発送電分離も視野に入れているようです。

電力自由化も視野に入れているでしょう。

 

多少なりとも電力の自由化が始まると、どうなるか?

かつて、NTTが通信(電話)事業を独占していた次代には、当時は通話料金が高止まりしていました。通信(電話)事業の自由化が始まったころには、NTTの一人勝ち状態で、自由化の意味はあったのかな??などと、浅はかなことを考えました。現在、通信料金は固定電話とインターネット接続の分野で、信じられないほど安くなりました。

 

発電業者の新規参入を認めるなら、同じことが電力の分野でも起きるでしょう。

それを予想するなら?

発電コストの削減と発電方式の合理化に、必死に努力しなければ将来、本当に東電は倒産するでしょう。

 

大体、「原発発電のコストが安い」と言うのが売り文句でしたが、現実に原発事故が起きて見ると、原発を作り始めて運転が終わって解体して?更に使用済み核燃料の長期(多分、300年以上期間不明)の保管コストまで計算するなら??コスト計算するのが、土台ムリでしょう。他の発電方式では、現実のコスト計算が出来ます。原発発電では、あくまで仮の非常に大まかな計算すらするのが難しいでしょう。コストの比較すら出来ないことは、簡単に分かります。

 

この点を考えるなら、電力会社の本音は?

原発と使用済み核燃料の資産計上を、つづけさせて欲しい!」

と言うことでしょう。

しかも、出来るだけ長く。

「使用済み核燃料」=「核のゴミ」まで、ちゃっかり資産計上しているのですよ!

資産計上しているということは?

それが電力料金の一部に含まれていると言う事です。

 

そして電力会社の資産を見ると?

借金がやたら多いです。

原発と使用済み核燃料の資産計上を、つづけさせて欲しい!」

と言うことは、別の言葉で言うと?

「これを止めさせられると?即、倒産します!」と言う意味でもあります。

電力会社がほとんど倒産して、儲かる人は誰もいないと思います。

 

だから?現実的な解決策は?

徳川家康の農民支配の方法。

「生かさず殺さず」ですネ。

これまで儲けすぎていた電力業界の利益を少しづつ剥ぎ取りながら、しかも倒産させないような方向を目指すべきでしょう。

「利益を少しづつ剥ぎ取る」なら、誰でも利益の上がるように努力するでしょう。

 

そして電力自由化をすれば??

一番儲かるのは、電力の需要者(企業・国民)と言うことになるでしょう。

電力会社自体は、現在のNTTと似たようなことになるでしょう。

でも、「NTTが潰れそうだ」と言う話は、全然聞きません。

利益を少しづつ剥ぎ取られながらも、利益を上げる努力をしているのでしょうね?

 

東電に目指して欲しいのは、その方向です。

それしか、東電の生き延びる道はないと個人的には思います。

原発事故の本当の意味での責任を取るなら、新しい時代を自分で切り開いて欲しいと思います。それは、国民の多くが考えている方向とも一致すると思います。