「北の山・じろう」時事問題などの日記

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「燃料交換30年不用の次世代小型炉」の愚を考える

日本の某重電メーカーが開発中だそうです。

もっとも、サイズは現在100万キロワット・アワーが普通サイズですが、1万キロワット・アワーと100分の1サイズだそうです。

参考記事(リンクは、自分で検索して下さい)

ゲイツ氏ら世界が注目、燃料交換30年不用の次世代小型炉 服部・元電中研理事
2013.4.29 10:00
新幹線も飛行機も…安全技術は稼働させながら磨く 臼田・原発訓練センター社長
2013.5.6 10:00

 

上の記事の「ウソ」が分かりますか?

30年分の核燃料を詰め込めば、過酷事故を起こした時、それが全部暴走します。

(つまり、事故は起きない事が前提です。そんな前提は、はっきり言って無理でしょう。ムリを前提にしているのが、ウソです。)

もし、これが開発され商品化されれば、サイズが大きくなっていくに決まっているでしょう。1が5になり、5が10になり・・・?仮に50になったら?30年分の核燃料は、どのくらいか?考えてみてください。

 

更にひどいウソを言っています。

二番目の記事です。

新幹線は、大規模事故は過去一度もありません。

飛行機だって、実際に毎日空を飛んでいる数に比べれば、事故の起きるのは、ごく僅かです。そして、過酷事故が発生した場合の犠牲者の数と環境汚染です。

原発」と「新幹線や飛行機」を比較すること自体が、無意味です。

 

しかも、「新幹線や飛行機」は年々進化していきます。

原発」は?

原子力発電所 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80
世界最初の原子力発電所は、1954年6月に運転を開始したソビエト連邦のオブニンスク原子力発電所[1]である。

 

どうでしょう?

1954年の新幹線の前身である旧国鉄の特急列車や飛行機の進歩と比較するなら?

比較するのが無意味なほどに、原発は進歩していません。もうすぐ70年前の技術になります。特にウラン原発には、全然発電とは別の目的があります。だから、原発を欲しがる国が多いのですネ?日本も以前は、そうでした。軍事目的です。

 

「過酷事故が発生した場合の犠牲者の数と環境汚染」について、両者を比較するなら原発の方が、被害が巨大です。しかも汚染された環境は、数百年年そのままです。

 

原発や核関連施設の大小の事故は、結構発生しています。

飛行機に比べると、はるかに数が少ないにも拘らずです。

重電メーカーは、もっと他にやることは、ないのかネ?

と、つい思ってしまいます。