どこの世界でもそうだと思いますが、「はずれ屋」と呼ばれる人たちがいます。
例えば、競馬の世界でも「はずれ屋」は、結構重宝されます。
どうして??
その「はずれ屋」の予想は、買う必要が無いからです。
つまり、簡単には競馬界の「はずれ屋」には、なれません。
「ほとんどこないだろう?」と言う組み合わせを考えて予想しなければならないからです。競馬界の「はずれ屋」は、当たり馬券を予想しているように、一見思えますが実際には、「この馬とあの馬とその馬は、いらないよ」と言っているのと同じことなのですネ?
株式市場関係にも「はずれ屋」と思われる人は、います。
競馬界とは、違った意味で重宝されます。
どんな暴落相場の最中でも、「絶好の買い場だ!!」と叫んでくれる人は、証券業界関係者には、ありがたい存在なのですネ?
もっとも、かなりの暴落相場の最中に、「絶好の買い場だ!!」と言う意見を参考にすると、元に値段が戻るのに結構、時間が必要だと思います。場合によっては、買った企業が倒産する可能性もあります。
ですから?
「はずれ屋」の意見と反対の投資行動を選択すると、特に暴落相場では正しい場合がよくあります。
有力な?「はずれ屋」を何人か知っていると、困った時は役に立ちます。
困った時は、株式投資を中止するか?「はずれ屋」の意見と反対のことをするか?
どちらかの行動が、正しい場合が往々にしてあります。
有力な?「はずれ屋」を知る方法は?
簡単です。
その人の見解と過去の株価の相関関係を見ると、すぐ分かります。
このような人は、自分で探してください。
その気になって探せば、多分見つかると思います。
それにしても思うことは?
日本も落ちぶれたものだ!
前回のアメリカの住宅バブルの時の、NYダウの高値と東京の高値。
現在の、NYダウの高値と東京の高値。
違いは、数字に現れています。
この根本的な違いは、どこから生れるのか?
アメリカは、人口増社会です。
日本は、少子高齢化社会です。
アメリカでも日本でも、GDPに占める個人消費の割合は高いです。
個人消費の基本となる人口が高齢化し若年層が減る。
個人消費の基本となる人口が増加し、若年層が補充される。
日本とアメリカの違いは、この部分にあります。
小手先の金融政策では、どうにもならない部分です。
女性が子供を安心して産める社会。
子育てが大きな負担無く出来る社会。
これが、現在切実に求められているのです。
そして現在の金融政策は、貧しい層の国民の切り捨てです。
低所得層の収入は、大して上昇しないでしょう。
物価は、政府の目論見の通り年2%の上昇を続けたら?
どういうことになりますか?
現実に起こっていることです。
低所得層の過分所得の減少です。
年2%の物価上昇が続くとどうなるか?
低所得層の過分所得が益々減少するでしょう。
得をするのは?
日本国債の返済義務を負う人たちでしょうネ?
物価が上昇し、現在の100円の価値が75円しかなくなったら?
約1000兆円の国債の価値も実質的に750兆円に減価します。
現在の100円の価値が50円しかなくなったら?
約1000兆円の国債の価値も実質的に500兆円に減価します。
これは、私が30代のころから、言われている話です。
今から、20数年前です。
その当時から、自分の資産防衛のための何らかの手段をとる人がいました。
上記のことを、専門用語でなんと言うか?
「経済不況化でのインフレ」
悪性のインフレです。
日本人は、これを戦後経験しています。
私の父親や母親の世代です。
戦前、戦中の旧・日本国債は、どうなったのでしょう?
調べると、すぐ分かります。