下院総選挙の１回目の投票が終わりました。
その前に、問題発言が飛び出してひんしゅくを買いました。
ウクライナが反発、仏大統領の「ロシアに屈辱与えてはならない」発言に
2022年6月6日12:03 午後
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-idJPKBN2NN05B
仏大統領、「ロシアに屈辱与えてはならない」発言で批判再燃
2022年6月9日 23:14 発信地：パリ/フランス [ フランス ヨーロッパ ロシア ウクライナ ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3408705
選挙の前に、こんな発言をしました。
フランス大統領は、大統領選でかろうじて右派候補に勝利しました。勝利した主な理由は、右派候補がプーチンと親しかったからです。
プーチンより、マシ！だという理由により勝ちました。
ウクライナ紛争がなければ、右派候補が勝利していた可能性が大きいです。
「自分も同じだ」と言ったのと同じことです。
結果は？
仏下院選、マクロン氏の与党連合が過半数割れも 左派躍進
2022年6月13日10:59 午前
https://jp.reuters.com/article/france-election-idJPKBN2NU02N
与党連合の前評判は、元々良くありませんでした。
大統領の発言は、敵に塩を送ったのと同じです。
フランスの選挙制度は、予備選の１回目投票で一定以上の得票を得た候補が、２回目の決選投票に進みそこで勝敗が決まります。
投票率も低く、その中で与党連合と左派連合は、ほぼ同じ得票率でした。
２回目の投票では、支持数は変わらないでしょう。
支持者以外の投票を獲得した方が勝ちます。
与党連合が過半数に達しない可能性が、指摘されています。そうなると首相は、左派連合から指名するしかないでしょう。不安定な政権運営は、「お約束済み！」みたいなものです。
プーチンの手下は、困るのがウクライナのためです。
とにかく、フランスの大統領は歴代、似たような人が多いです。東を向いているんだか？西を向いているんだか？
