20120620 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章 YouTube・ほか
YouTube
20120620 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
http://www.youtube.com/watch?v=3A-B6bwhm3s&feature=player_embedded
tacc77 さんが 2012/06/20 に公開
大飯原発3号機 発電機冷却水タンク異常警報の分析・大阪府がれき処理正式決定 小出裕章
http://hiroakikoide.wordpress.com/2012/06/21/tanemaki_2012jun20/
•大飯原発3号機の発電機冷却水タンク異常警報
•大阪市がれき処理公式受け入れ
についてです。
ノーカット(wma)
http://goo.gl/bMocD
ブログタイトル「ざまあみやがれい!」
2012年06月21日12:03
大飯原発3号機 発電機冷却水タンクの異常警報についての分析 小出裕章6/20(1)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65811580.html
2012年6月20日(水)、小出裕章氏が毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演。大飯原発3号機の発電機の冷却水タンクの水位の異常を示す警報機が鳴ったことについて解説しています。
▼ブログタイトル「ざまあみやがれい!」の由来
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65721164.html
=====(始め)
水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章さんです。小出さんこんばんは」
小出「今晩は」
水野「よろしくお願いします」
小出「よろしくお願いします」
水野「そして東京には近藤さんです」
近藤「あ、こんばんは。よろしくお願いしまーす」
小出「はい。近藤さん、よろしくお願いします」
近藤「どうもー」
水野「え…まずですね、ニュースでお伝えいたしました、この大飯の3号機、警報が鳴ったという話なんですが、これについて、小出さんどんな感想お持ちでしょう」
小出「はい。まあ、まだよく私自身、どういう経過で警報が鳴ったというのを得心できるほどに理解していないのですが。」
水野「はい。情報がそこまでありませんよね」
小出「はい。はい。まあ、小さなトラブルというのは日常的にあちこちで起きる、わけで。え……警報が鳴った、鳴るというようなことは多分よくあることだと思います。問題は、それが本当に重要なことで鳴ったのか、」
水野「ええ」
小出「あるいはそうではない、まぁ、単なる誤動作であったとかですね。え…比較的軽微と判断できるようなものであったかという、それをもう少し私は知りたいと思います」
水野「うん。これあの、発電機」
小出「はい」
水野「の冷却水」
小出「はい」
水野「の、その水の、お…レベル、が」
小出「はい」
水野「低下をしたということを示す警報器が一時的に作動したって話なんですね」
小出「そうですね」
水野「この、発電機の冷却タンクというのは」
小出「はい」
水野「その、原子炉を冷やす水とはまた違うんですか」
小出「はい。全く違います」
水野「ほう…。そ、それがもし発電機の冷却タンクの水が、減っていた、としたらどうなるんですか」
小出「多分発電機が動かなくなりますので、」
水野「はい」
小出「自動的にえ…インターロックというのがかかっているはずだと思いますし」
水野「ええ」
小出「原子炉を停止させることになると思います」
水野「あっ、そんなに重大なことなんですか」
小出「はい。発電機が、はい。発電機が動かなければもちろん原子炉は停止しなければいけません。」
水野「はああああ」
小出「ですから発電機を停止しなければいけないほどに」
水野「はい」
小出「その冷却水が減ってしまうとか。冷却に支障を及ぼすかという、そのへんの判断の分かれみ…が分かれ道になると思います」
水野「今入ってきてる情報ではですね」
小出「はい」
水野「作業員が目で見て点検したら、水位が基準に比べておよそ5センチ低かったというんですね」
小出「はい」
水野「でこの警報器が鳴る設定はですね、基準よりも10センチ低ければ、警報器が鳴る設定になっていたと」
小出「だそうですね。」
水野「10センチと5センチの違いが私にはもう全くわからないわけですども。これ、10センチ、水のラインが低下すると、いうことで警報機がもし鳴っているということであればですね」
小出「はい」
水野「それはやはり、問題、なことなんですか」
小出「まあ、もちろんですね。警報というのは、正常な動作ができなくなるからこそ警報が鳴るわけですから」
水野「ええ」
小出「本当に10センチ減ってしまって警報…が、…まあ出るべくして出たのだとすれば、なんでそれが減ってしまったのかという原因をきちっと突き止めなければいけません」
水野「はあ…。今のところ作業員が目で見て、およそ5センチ低くなってたという話は」
小出「はい」
水野「うーん。まあど、ど、本当にそれ何センチって目で見てわかるのかどうか私にはわからないんですが」
小出「はい」
水野「このあたりのところで、え…どれぐらい、これ大丈夫なんだというふうに、全体を見ていいんですか」
小出「(笑)すいません。私には今の情報の範囲で言うとよくわかりません」
水野「うーん。関西電力はね、タンク内の水の流れで一時的に水面が上下、して警報器が作動したん、だというふうなことを言ってるんですが」
小出「それはありえないと思います」
水野「ありえない」
小出「はい。もしそれだとすればこれまでにも度々そういうことが起きたはずですし。」
水野「はい」
小出「はい。え…これまでは多分警報が鳴らなかったということだから、そこで警報点を設定したのだと思います。」
水野「…あっ。警報点を10センチ下がるというふうに設定したということは、しょっちゅう」
小出「鳴っ、鳴ったら困るわけですね」
水野「鳴ったら困るから」
小出「はい」
水野「10センチに」
小出「はい」
水野「設定しているであろうと」
小出「はい」
水野「ということは、他に事実はある、可能性が高い」
小出「はい。私はそう思っていますし。それを知りたいと思います。」
水野「はあ。例えばどんな可能性があるというふうに思いますか」
小出「え…タンク自身の水位が本当に、減っていてですね。作業員の方が5センチと見たのが実はもう警報点に達していたということも、ありうると思います。そうであればなぜ、タンクの水が減ったのかをきちっと調べなければいけません」
水野「そうですね」
小出「はい」
水野「本当に警報器が、どう潰れていたのか、潰れていなかったのかということがわからなければ、」
小出「はい」
水野「ここのところ明らかにならないんですね」
小出「そうです、そうです」
水野「で、もしも警報器が鳴るような実態であったとしたならば、」
小出「はい」
水野「これは、最終的には、もう原子炉、は、止まる、ということにも…」
小出「え…」
水野「なりうる可能性あるんですね?」
小 出「はい。ただ発電機…の冷却水ですから、そのタンクさえ水を溜められる構造が保てるのであれば、それでいいはずだと私は思いますので。もし、どっかに漏 れがあるというなら、その漏れを塞ぐための工事が必要になると思います。それにどのくらいの日数がかかるのかで、え…再稼動がそれにつれて遅れるのだと思 います」
水野「じゃ、本来だったら、やっぱり今回のことは全部調べあげないと、次へ進んじゃいけないってことですね」
小出「はい。もちろんそうですけど。すぐに関電は調べるでしょうし、そんなに難しい調査が必要、だとは思いません」
水野「あ、そうですか」
小出「はい。」
水野「じゃ、すぐに発表してもらわないと困りますが」
小出「そうですね。多分明日とか明後日のうちにはもう発表されるはずだと、私は期待しています」
水野「(苦笑)。その期待通りにいくかどうかは見ておなかければいけないわけですね」
小出「そうですね。」
近藤「その、先生ね」
水野「はい、近藤さん」
近藤「あの、このニュースってのはやっぱり、僕は引っかかるのは」
小出「はい」
近藤「まあ…要するに再稼動を決めてね、んでその時に総理が責任を持つって言ったんだけど」
小出「はい」
近藤「その責任、そういう責任は持ちようがないわけですから」
小出「はい」
近藤「いずれにしてもその情報の公開をですね、前提として、え…要するに責任ってのはあると思うんですが。」
小出「はい」
近藤「その情報の公開性においたらもうこれ、法令に抵触するようなレベルじゃなかったとか、深夜に発表する内容ではなかったとか、つべこべ言うてるわけですよ」
小出「はい」
近藤「僕はその、…法令に抵触するようなトラブルではないという言い方も、あの、その段階でなんで分かるんだと思うし。深夜に発表する内容っていうのは、深夜だからこそ発表せないかんちゅうこともあるわけでね」
小出「はい」
近藤「あの…ようするに情報の公開性っていうことについて、ものすごい疑問を持ちますね、これ。」
小出「はい。まあ関電…の自覚が足りないということだと思います」
近藤「うん…。」
水野「これは安全上問題はないと、いうふうに関電は言っています。」
小出「…はい」
水野「この文言をどういうふうに小出さんは捉えますか」
小出「はい、それは…私としては先程から申し上げているように、情報が不足しているので、どこまで重要かということが今の時点で判断できませんので。場合によっては関電が言ってるように、本当に大したことなかったのかもしれないと思います。」
水野「はい。え…それでは今度はですね、大阪市の瓦礫処理がまあ正式に決定したという、ことについて伺いたいと、思うんです」
小出「はい」
水野「あの、これまで、小出さんは瓦礫はですね、焼却は致し方無いとしたとしてもですね、焼却した灰を海に埋め立てては絶対にいけないと」
小出「はい」
水野「おっしゃっていたかと、思います」
小出「そうです」
水野「しかしながら今回の大阪市の決定は、結局、大阪湾にある夢洲(ゆめしま)の北港(ほっこう)処分場に埋立処分する計画だと」
小出「はい」
水野「いうことですね」
小出「はい」
水野「え……小出さんのおっしゃった案は全く通らなかったということになりますか」
=====(終わり)
ブログタイトル「ざまあみやがれい!」
2012年06月21日12:10
大阪市がれき処理正式決定「安全性という言葉は本来使うべきではない どれだけの危険があるということをむしろ言わなければいけない」小出裕章6/20(2)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65811581.html
2012年6月20日(水)、小出裕章氏が毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演。大阪市ががれき処理を正式決定したことについて説明しています。
▼ブログタイトル「ざまあみやがれい!」の由来
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65721164.html
=====(始め)
※「大飯原発3号機 発電機冷却水タンクの異常警報についての分析 小出裕章6/20(1)」からの続きです。
水野「はい。え…それでは今度はですね、大阪市の瓦礫処理がまあ正式に決定したという、ことについて伺いたいと、思うんです」
小出「はい」
水野「あの、今まで、小出さんは瓦礫はですね、焼却は致し方無いとしてもですね、焼却した灰を海に埋め立てては絶対にいけないと」
小出「はい」
水野「おっしゃっていたと、思います」
小出「そうです」
水野「しかしながら今回の大阪市の決定は、結局、大阪湾にある夢洲(ゆめしま)の北港(ほっこう)処分場に埋立処分する計画だと」
小出「はい」
水野「いうことですね」
小出「はい」
水野「え……小出さんのおっしゃった案は全く通らなかったということになりますか」
小出「そうですね。え…放射能を取り扱う時の原則というものを知らないのですね。」
水野「はあ」
小出「橋下さんを含めて。」
水野「だけど、維新の会の方々は何十人と、小出さんのところにいらして」
小出「はい」
水野「話を聞かれたと、聞きましたが?」
小出「はい。そうです。え…一番初めに36人だったでしょうか。府議団の方がいらっしゃいましたし。その後もまた、あの、訪ねてきてくれた府議の方も…」
水野「何度かいらした方もいるんですね」
小出「はい。そうです。」
水野「で、海に埋め立てちゃいけないと小出さんおっしゃったんですね」
小出「はい。私はそういうやりかたは放射能に向き合う原則…を逸脱しているので。やってはいけない。放射能で汚れたものというのは、専用…に保管をして、隔離できるような保管の仕方をしなければいけないと、何度も言いました。え…残念ながらそうはいかなかったようです。」
水野「うん…環境省はですね」
小出「はい」
水野「あの…安全性についてこう言っています。処分地の中の海面、ですね、海面や整備していない陸地に埋め立てても安全性は確保できると言っているんです」
小出「(苦笑)あのずうっと今回の事故から、そうなのですけど。『安全性』が『確保できる』というような表現がですね、しきりに出てくるわけですけれども。」
水野「はい」
小出「放射能に関する限りは、どんなに微量でも危険なのです。安全性というような言葉を本来使うべきではないし、え…どれだけの危険があるということ、を、むしろ言わなければいけないと思います」
水野「そのリスクについて例えばですね」
小出「はい」
水野「え…、海のまあ、産物ですね、魚介や海藻などへの影響というのはこれ、将来的に、どうでしょう」
小出「え……。まあ予測をすることは大変むずかしいのですが」
水野「はい」
小 出「多分海面に埋め立ててしまうというようなことにすれば、いずれにしても海へ溶け出してくると、思います。ですから私は海に、海に放射性物質を埋め立て に使うというようなことはやるべきでないと思います。もっと陸で、それなりに、環境に漏れないような、管理型の処分場というものを作って。そこにまとめ て、え…保管すべきだと思います。」
近藤「水野さぁん?」
水野「はい」
近藤「これあの、地元ってのは此花区(このはなく)ですか?」
水野「そうですね」
近藤「だいたいこの瓦礫の問題ってのは各ところで、住民がいろいろ運動起こしてますけど。これは、あの橋下さんはなんか市民に説明会を開くようにとか言ってるけど、住民の動きっちゅうのは今んとこ無いんですか?」
水野「まあ、住民のいろいろな反対の声というのはありますけども」
近藤「うん」
水野「橋下さんとしたら、此花区民に住民説明会をこれから3回開くと。それで理解を求めるっていう、もうそういう形ですね」
近藤「うん…。いろいろすったもんだが起きてるっていう雰囲気じゃないわけですね?」
水野「今のところ、その大きなすったもんだにはなっていないのではないかと、わたし思うんですけれども。どれぐらい大きな動きにこれで、また、みなさんがなるかっていうことは」
近藤「ああなるほど」
水野「注目しておかなきゃもちろん、いけないんでしょうねえ。はい。どうもありがとうございました」
小出「ありがとうございました」
水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章さんに伺いました」
=====(終わり)
(記事ここまで 関連リンクは下にあります)
▼クリックで「人気ランキング」に投票▶
※ご支援ください。クリックするとこのブログに加点されランキングが上がる方式です。
2つのランキングサイトに登録しています。それぞれご支援ください。
▶▶▶このサイトをお気に入りに追加する◀◀◀
▼「1キロ当たり6ベクレルの放射性セシウムが検出されています」と基準値よりもずっと低い検出値を正直に表示したハンバーグをみなさんどう思う?
▼なんでこんなに安いんですかね。50%オフがザラです→食品&飲料 の ベストセラー
▼【お知らせ】「はてなブックマーク」で僕と繋がってくださいませんか?
▼古舘伊知郎発言「圧力がかかって番組を切られても本望」の背景が解き明かす著書『電通と原発』」
いかがでしたか。ご意見、ご感想、お叱りなど、お気軽にコメントにくださいまし。
Twitterでは、マスメディアが伝えきれない情報を中心に「意識的」にツイートしています。情報源としてお役立てください。
★以上、ブログ「ざまあみやがれい!」から転載
★「ざまあみやがれい!」の管理人さん、ありがとうございました!!!