とまらない離党ドミノ 最低首相にオンナの反乱<日刊ゲンダイ>
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とまらない離党ドミノ 最低首相にオンナの反乱
2012年7月18日
http://gendai.net/articles/view/syakai/137661
(全文引用)
脱原発 反増税 反TPP “小沢別動隊”続々
<離党予備軍50人の「受け皿」広がる>
離党ドミノが止まらない――。民主党の女性参院議員3人が17日離党届を提出した。国民の多くが反対している「原発再稼働」や「消費増税」に盲進する愚鈍首相に愛想を尽かした形だ。このまま民主党にいても“無駄死に”することは、マトモな感覚の議員なら分かることだ。離党者はまだまだ続く。
17日民主党に離党届を出したのは、舟山康江(山形)、行田邦子(埼玉)、谷岡郁子(愛知)の3人。既に国民新党を離党して無所属になっている亀井亜紀子議員とともに参院で新会派「みどりの風」を結成する。
今回の離党劇、オンナ3人というのがミソだ。新会派が掲げる当面の課題は、「原発ゼロ社会の実現」「反TPP」「反増税法案」。いずれも世論の半数以上が反対しているのに、お構いナシに野田政権が推し進めている政策である。
特に原発再稼働については、代々木公園で開かれた16日の17万人集会や官邸前デモで見られるように、普通の母親がベビーカーを引いて参加し、「反対」の意思表示をしている。原発事故や放射能汚染から子どもを守りたい一心で、本気で野田政権に怒っているのだ。「脱原発」の意識はそうとう固く、簡単には崩れない。離党した女性議員3人が、この世論に反応したのは間違いない。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏がこう言う。
「脱原発デモは、雨が降っても子ども連れの母親でいっぱい。選挙になればこういう人たちが行動するのです。かつて消費税反対で社会党のマドンナ旋風が起きたのも女性の有権者が動いたからでした。女性票が動くと、それこそ山が動く。次の衆院選で民主党はシッペ返しを食らうことになるでしょう」
行田、舟山の2人は小沢一郎が主宰する勉強会に参加するなど、小沢に近い。「小沢新党に合流する予定はない」と言うが、「脱原発」「反消費税」という政策を見れば野党的立場は明確。「小沢別動隊」として“野田包囲網”の一角をつくることになる。
「亀井亜紀子氏を含め4人とも来年7月が改選期。いったん無所属になって様子を見つつ、連携先を探るつもりでしょう。衆院に鞍替えし、小沢新党から出馬することも考えられる。参院に残るにしても、衆院選後の勢力図次第で、小沢新党や維新の会、みんなの党などとの連携だってあるんじゃないか。いずれにしても民主党に残れば落選確実。シタタカな計算も働いていますよ」(永田町関係者)
民主党内には、離党予備軍がざっと50人いるといわれている。小沢新党に続き、この新会派。受け皿が広がれば、迷っている議員もエイヤと離党しやすくなる。参院であと3人離党すれば、民主党は第1会派から第2会派に転落するが、離党の動きは、その程度では終わらない。
民主党は消滅する運命だ。
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