「北の山・じろう」時事問題などの日記

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国会原発事故調査委員・崎山さん講演「放射線を過小評価」 浦和区【埼玉新聞】

【埼玉新聞】
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2012年9月16日(日)
国会原発事故調査委員・崎山さん講演「放射線を過小評価」 浦和区
http://www.saitama-np.co.jp/news09/16/02.html
◎全文引用


国会原発事故調査委員を務めた立場から講演した崎山比早子氏=15日、さいたま市浦和区の浦和コムナーレ(写真URL)
http://www.saitama-np.co.jp/news09/16/02.jpg
 昨年3月の東日本大震災に伴って発生した東京電力福島第1原発事故の国会事故調査委員会委員を務めた、医学博士で元放射線医学総合研究所主任研究 官の崎山比早子氏を講師に招いた緊急講演会が15日、さいたま市浦和区の浦和コムナーレで行われた。第1部の講演には約150人が来場し、崎山氏が「国会 事故調報告が明らかにしたこと これからなすべきこと」をテーマに講演。第2部の昼食懇談会には約50人が参加し、市民らが崎山氏にさまざまな質問や疑問 をぶつけるとともに、活発に意見交換した。

 国会原発事故調査委員会は昨年秋、事故原因を究明し、被害軽減などの施策を提言することを目的に、各界の識者らを委員に任命して設置。今年7月に「事故は人災だった」として、東京電力や政府の対応の不備を厳しく指摘する報告書を提出している。

 講演で崎山氏は、がん研究の専門家として、被ばくによる危険性を解説した。「体内のDNAは、放射線が1本通っただけでも切断される。その損傷を 修復するときにミスが起きると、がんになっていく。しかも、そのようなDNAの突然変異は、子孫に受け継がれる」と警告。「だが、放射線のリスクは過少評 価されている」と訴えた。

 低線量被ばくの危険が正当に評価されなくなった理由について、崎山氏は「許容される放射線量が厳しくなると、対応する政府などの予算が増えてしま うからだろう」と指摘。その上で、昨年秋に文部科学省が発行した放射線副読本に触れ、「原発事故のことや、どれだけの地域が汚染されたかは、ほとんど書か れていない。これでは、子どもたちが自分で考える力がつくはずがない」と批判した。

 事故調は東京電力の内部資料も提出させて、原因究明などに取り組んだ。崎山氏は「東京電力にとってのリスクとは、放射能汚染ではなく、事故で原子 炉が長期間停止することだと考えていたのが明らかになった」と、企業体質を糾弾。「事故当時、ほとんど機能しなかった緊急被ばくの医療体制は現在も変わっ ていない。それにもかかわらず、原発が再稼働されている」と強い危機感を示した。

 懇談会では、崎山氏と市民らが約2時間にわたって活発に議論した。県内の住民だけではなく、福島県から東京都内に避難している被災者らも参加。崎 山氏は「事故調の報告書を生かすのは市民。原発再開の決断をした政治家を選挙で落選させることが、彼らの最も恐れていることではないか」と、主体的に行動 するよう呼び掛けていた。



★崎山比早子・医学博士をご存じない方のために
放射線被曝医療研究の第一人者です。この方の言う事を、よく聞いたほうが良いと思います。
医学博士 崎山比早子さんのご紹介
崎山比早子 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B4%8E%E5%B1%B1%E6%AF%94%E6%97%A9%E5%AD%90
低線量被曝問題 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%8E%E7%B7%9A%E9%87%8F%E8%A2%AB%E6%9B%9D%E5%95%8F%E9%A1%8C

[PDF]
放射線は身体にどのような影響を与えるか
〜福島第1原子力発電所事故を踏まえて〜
http://niben.jp/or/kankyo/houkoku/h_20110328.pdf
講師 崎山比早子さん
2011年3月28日
東京弁護士会環境保全委員会 主催
[PDF] (高木学校)
医療被ばくをどう考えるか
http://www.jca.apc.org/takasas/down/Report8_B5_40_35_v3.pdf

高木学校
http://takasas.main.jp/
高木学校とは
http://takasas.main.jp/index2.html



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