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ノーベル賞:医学生理学賞に山中伸弥・京大教授<毎日新聞>

毎日新聞
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ノーベル賞:医学生理学賞に山中伸弥・京大教授
毎日新聞 2012年10月08日 18時39分(最終更新 10月08日 19時32分)
http://mainichi.jp/select/news/20121009k0000m040010000c.html
▼全文引用

 スウェーデンのカロリンスカ研究所は8日、12年のノーベル医学生理学賞を、京都大iPS細胞研究所長の山中伸弥教授(50)と英ケンブリッジ大 のジョン・ガードン博士(79)に授与すると発表した。授賞理由は「成熟した細胞を、多能性を持つ状態に初期化できることの発見」。山中氏は06年、マウ スの皮膚細胞に4種類の遺伝子を入れることで、あらゆる組織や臓器に分化する能力と高い増殖能力を持つ「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」を作り出すこと に成功。拒絶反応の少ない再生医療や難病の仕組みの解明などにつながる革新的な功績が評価された。最初の成果が米科学誌に掲載されてから6年余りという異 例のスピード受賞だ。

 日本人の受賞は10年の鈴木章・北海道大名誉教授と根岸英一・米パデュー大特別教授の化学賞に続く快挙 で、医学生理学賞の受賞は87年の利根川進・米マサチューセッツ工科大教授以来25年ぶり2度目。今回の受賞で日本人の受賞者数は、米国籍の南部陽一郎 氏=08年物理学賞=を含め19人(医学生理学賞2、物理学賞7、化学賞7、文学賞2、平和賞1)となる。授賞式は12月10日にストックホルムで開か れ、賞金800万スウェーデン・クローナ(約9800万円)が両氏に半分ずつ贈られる。

 ヒトや動物は、1個の受精卵から体のすべての細胞を作り出している。受精卵は分裂を繰り返して数を増や しながら、心臓、筋肉、神経、皮膚などさまざまな臓器や組織の細胞に変化する。これが「分化」だ。一度心臓や筋肉の細胞に分化した細胞は、分化前の状態に は戻らないと考えられてきた。

 ガードン博士は62年、アフリカツメガエルの卵から、遺伝情報を含む核を取り除き、代わりにオタマジャ クシの体細胞の核を移植。この卵はそのまま成長し、オタマジャクシと同じ遺伝情報を持つ新たなオタマジャクシに成長した。このことは、いったん分化した細 胞でも、再びあらゆる細胞に分化できる「多能性」を持つことを示すと同時に、時計を巻き戻すように「初期化」できることを世界で初めて示した。

 その後40年以上たった06年、山中教授らはマウスの皮膚細胞に4種類の遺伝子を組み込む方法で細胞を「初期化」し、多能性と増殖能力を持つ「iPS細胞」を作った。07年11月には、同様の手法でヒトの皮膚細胞からiPS細胞を作ったことも報告した。

 iPS細胞は、受精卵を壊して作るヒトES細胞(胚性幹細胞)に比べ倫理面の課題が少なく、患者自身や白血球の型が同じ人の細胞から作ることで、 拒絶反応の少ない再生医療が実現する可能性がある。患者から作ったiPS細胞を目的の組織や細胞に分化させ、その病気の解明や新薬候補物質の探索、副作用 を調べる研究への利用も期待されている。

 山中教授の論文発表直後から、世界中でiPS細胞を使った研究が始まり、日本も京都大などを拠点に国が年間100億円規模の研究費を投入するなど、「オールジャパン体制」で実用化を目指している。

(以上、毎日新聞から全文引用)



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