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ノロウイルス:変異型、猛威 06年に次ぐ流行 嘔吐物処理、手袋つけて<毎日新聞>

毎日新聞
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ノロウイルス:変異型、猛威 06年に次ぐ流行 嘔吐物処理、手袋つけて
毎日新聞 2012年12月08日 東京夕刊
http://mainichi.jp/select/news/20121208dde001040008000c.html
▼全文引用

 ノロウイルス=写真・国立感染症研究所提供=が主な原因となって下痢や嘔吐(おうと)を起こす感染性胃腸炎が猛威をふるっている。国立感染症研究 所が全国約3000カ所の小児科で実施している定点調査(11月19〜25日)では1地点あたりの患者報告数が13・02人となり、過去10年での同時期 としては06年に次ぐ2番目の流行となった。今年は06年のウイルスが変異した新型が全国の患者から検出され、感染力が強まったことが患者増加の原因とみ られている。【斎藤広子】

 感染研によると、感染性胃腸炎は西日本地域で多く報告されており、ほとんどがノロウイルスによるものとみられている。

 厚生労働省研究班によると、今年1月以降、全国の患者から、従来とわずかに異なる遺伝子を持つ新型のノロウイルスが検出されている。感染研の片山和彦室長によると、ノロウイルスは 設計図にあたる遺伝子の違いによって40種類以上に分類されており、今回見つかったのは06年に大流行した「G24」と呼ばれるタイプの遺伝子が変異した ものだ。ウイルス粒子表面の形が変わることで、過去に感染したウイルスを攻撃するヒトの免疫システムから逃れるとともに、増殖する場所の消化管に結合しや すくなるとみられる。片山さんは「わずかな変異だが、多くの人にとっては未知のタイプで、急激に流行する可能性がある」と警鐘を鳴らす。

 片山さんによるとノロウイルスは 感染力が非常に強いため、患者の便や嘔吐物を適切に処理しないと家庭内や保育園、高齢者施設などで感染が拡大する。2次感染を防ぐには、手洗いを徹底し、 指の間や親指、手首までせっけんで洗う▽調理の前後に必ず手洗いをする▽嘔吐物を処理するときには使い捨てのマスクや手袋を着用し、新聞紙などに嘔吐物を 吸い取らせ、ビニール袋に密封して捨てる。処理する人以外は少なくとも3メートル以上離れる▽「次亜塩素酸ナトリウム」を成分に含む液体の塩素系漂白剤や 殺菌剤で消毒する−−と効果があるという。片山さんは「子供が吐いてしまった時などはシャワーで洗うとウイルスが舞い上がり手伝った人は高い確率で感染し てしまう。とにかく体を紙で拭き取り、捨てることが基本」と注意を呼びかけている。

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 ■ことば

 ノロウイルス
 米国・ノーウォークで最初に確認された。地名の最初の3文字「Nor」にラテン語の連結形「o」が付いた「ノロ」が学名となった。多くは人から人に感染 する。カキなど二枚貝の生食が原因となることもあるが、人から排出されて下水から海に流れ込んだウイルスが消化管で濃縮されるためで、魚介類の体内では増 殖しない。感染力が強く、10〜100個が体に入っただけで感染。1〜2日の潜伏期間を経て症状が出る。
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