東芝、チェコの原発入札で優位に 決まれば福島事故後の初受注<MSN産経ニュース>
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東芝、チェコの原発入札で優位に 決まれば福島事故後の初受注
2013.3.26 18:24
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130326/biz13032618260040-n1.htm
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ウェスチングハウスが開発した最新型の加圧水型原子炉「AP1000」のイメージ図
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東芝は26日、子会社の米原子力大手、ウェスチングハウス(WH)がチェコの原子力発電所の増設計画の入札で最上位評価を得たと発表した。ロシア企業と一 騎打ちになっており、優位に立った形だ。東芝はフィンランドでの原発建設計画でも優先交渉権を獲得しており、どちらかの案件が決まれば、2011 年3月の東京電力福島第1原発事故後では初の受注になる。
国内で原発の新設が見込めない中、メーカー各社は海外展開に生き残りをかけている。
東芝が受注を目指すのは、チェコ電力が計画しているテメリン原発(同国南ボヘミア州)の3、4号機の増設。露アトムストロイエクスポルトも入札に参加しているが、1次審査でWHが提案した110万キロワット級原子炉「AP1000」が最上位評価になった。
AP1000は安全設計を採用しており、福島第1原発のような電源喪失に陥っても72時間は炉の冷却を続けられる。年内の契約を目指しており、原子炉2基の受注が決まれば契約額は100億ドル(9428億円)に上るとみられる。
チェコは2040年までに原発が総発電電力量に占める割合を現在の33%から50%に拡大する計画だ。欧州やアジアでは電力の安定供給や二酸化炭素の排出削減などを目的に、原発の需要は依然として根強い。
東芝は原発事業の売上高にを、17年度には1兆円に引き上げたい考え。今年2月にもフィンランドのハンヒキビ原発の新設計画で大型原子炉の優先交渉権を得たと発表し、営業活動を積極化している。
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