「北の山・じろう」時事問題などの日記

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原発の廃炉作業の現実(高速増殖炉・ふげん)、福島第1原発は??

ふげん廃炉計画(工程表) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Fugen_Hairo.jpg

★「もんじゅ」の前段階の実験炉として「ふげん」が建設され、そして停止・運転終了。
現在、廃炉作業に取り掛かっていると思われます。
ふげん - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B5%E3%81%92%E3%82%93

2003年(平成15年) 運転終了 
2008年(平成20年)~2012年(平成24年) 使用済燃料搬出
2013年(平成25年)~2017年(平成29年) 原子炉周辺設備解体撤去
平成40年度に解体・撤去の26年間の工程を終了させる予定になっている[2]。
    2029年(平成41年)~9999年(未定) 高レベル放射性廃棄物の恒久処理・隔離・管理

    原発廃止後の高レベル放射性廃棄物の恒久処理・隔離・管理に関しては未定である。(何百・何千から数万年間)

(以上、引用)

26年で廃炉作業が、完了する予定です。しかし、実際は作業が遅れているような話も聞きます。
そして、ちゃんと書いてあります。赤字の部分です。そもそも、高レベル放射性廃棄物の保管期間すら未定です。保管場所も、現段階ではありません。

現実には、無事に運転を停止し、廃炉作業をする場合でも、最低26年以上かかることになります。第一、運転終了から、解体作業開始まで10年経過期間があります。これは、どうしてか??ご存知ですか??

格納容器や原子炉の放射線量が強すぎて、それが人が近づけるように低下するまで作業が開始できないのです。その間、設備を維持しなければなりません。放射能漏れのないようメンテナンスを続ける必要があるのです。

チェルノブイリ原発は、シェルター(石棺)で封鎖され、現在新しいシェルターの建設に取り掛かっています。

原子炉の密閉作業が本格化 チェルノブイリ原発、崩落の危険高<MSN産経ニュース>
2012-12-03 05:00:05
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/theme2-10048644858.html

今年になって、雪の重みで古い石棺が崩落しニュースが報道されました。その後、どうなっているかは聞いていません。
チェルノブイリの石棺、雪で倒壊―80名が避難、放射性物質拡散の危機再び <ルモンド紙
2013-02-19 00:00:12
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/theme-10048644858.html

 


つまり、原発事故を起こしたチェルノブイリ原発は、廃炉どころか放射能漏れを防ぐことしか出来ません。今年で、事故後28年目です。

福島第1原発も同じようになる可能性が高いと考えるべきでしょう。更に、チェルノブイリより悪いことがあります。放射能を封鎖することが出来ません。放射能は、環境に漏れ出し続けています。廃炉の見通しなど、立つはずもありません。

更に、「高レベル放射性廃棄物」の行き場が現在、ありません。これは、どこの原発も同じです。原発の敷地で保管する以外ないでしょう。いったい、この始末をどうする心算なのか???

つ まり、全部「先送り」なのです。問題の解決も巨額の費用負担も、将来の国民負担です。事故のリスクまで、負わなければなりません。今、「燃料代が高いから 原発を再稼動させろ」と電力会社は、主張しています。しかし、運転すればするほど事故リスクは、高くなりますし、使用済み核燃料も増えて行きます。この保 管場所も、後数年で満杯になります。

こんなばかげた事を、いつまで続ける心算なのか???
経済的合理性も、安全性もありません。


以下、福井新聞の記事。
廃炉に750億円、ふげん現場公開 原子力機構33年度終了目指す
(2013年1月24日午前6時59分)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpower/39520.html
 第3部・後処理の行方ー[4]廃炉時代のごみ
(2010年10月9日午前8時43分)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpowertworings/24125.html
 第1部・主役と代役-(4)ふげんの教訓
(2010年2月16日午後8時15分)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpowertworings/24104.html





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