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国会が専門家招致を拒否 隠されている子どもへの被害
2013年5月20日 03:00
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▼全文転載
参議院の予算委員会が、放射線医学の専門家、崎山比早子医師の参考人招致が却下され続けている。崎山医師は国会事故調査委員会のメンバー。みどりの風の谷岡参議院議員が13日の委員会で報告した。
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東京電力福島原子力発電所事故調査委員会(国会事故調査委員会)は2011年12月、議員立法により設立された。崎山比早子医学博士は、国会によって選抜された委員9人のうちの1人。
マサチューセッツ工科大学研究員、放射線医学総合研究所主任研究官を経て、委員に選ばれた。にもかかわらず、谷岡議員によると、参議院予算委員会に参考人招致を求めたところ、自民党などからの反対を受け、これまでに5~6回拒否されているという。
自民党などが崎山博士の招致を拒むのは、原発再開に対し、反対材料となるような考えを語られたくないため、と谷岡議員は指摘する。
同議員が崎山博士に確認したところ、子どもに対する低線量被ばくのリスクについて、注意を求めたという。
米国科学アカデミーの「低線量電離放射線被ばくの健康リスク委員会」が作成した報告書報告書BEIR VIIによると、0歳女児の放射線に対する感性は40歳男性の7倍、40歳女性の4倍にのぼるとのこと。
また、欧州各国の原発周辺や自然放射線量の高い地域では、被ばく量が年間1ミリシーベルト、あるいは5ミリシーベルト程度という低線量でも、子どもの小児白血病は有意に発症率が上昇していること。
感染症の増加や消化器系、心臓血管系、呼吸器系、内分泌系、神経系など、あらゆる疾病が増えることなどについても、崎山博士は警告しているという。
外部リンク
◆衆議院議員 谷岡邦子
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